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「今こそ清武を取り戻す時」…ナスリの負傷で地元メディアが日本代表MFの奮起に期待

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開幕節で1ゴール2アシストと活躍したMF清武弘嗣にもう一度チャンスは訪れるか

 セビージャMF清武弘嗣に、挽回のチャンスがめぐって来た。MFサミル・ナスリの負傷で、清武に出場機会が訪れるはずだと地元メディア『エスタディオ・デポルティボ』が伝えている。

 セビージャは10月30日に行われたリーガ・エスパニョーラ第10節のスポルティング・ヒホン戦(1-1)でナスリが負傷。フランス人MFは左足大腿二頭筋を痛め、3週間~4週間の離脱が見込まれている。

 ナスリは今後4試合から5試合に欠場すると見られる。リーガのバルセロナ戦、デポルティボ戦、チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージのディナモ・ザグレブ戦、ユベントス戦の欠場は濃厚で、11月26日に行われるリーガ第13節バレンシア戦に間に合うかも微妙なところだ。

 地元メディアでは、ナスリの代役として清武に出番が与えられることが予想されている。清武はリーガ第4節のエイバル戦以降出場機会がない。7試合連続不出場となっている日本代表MFに、ホルヘ・サンパオリ監督が再び賭けるとされている。

 サンパオリ監督は先日、リーガで上位争いを演じ、CLで良い成績を収めるためには、選手層の底上げが必要不可欠だと語っていた。そこで、リーガ開幕節で1得点2アシストと活躍した際に「信じられないプレーだった」と称賛した清武をもう一度起用することを検討しているようだ。

 ナスリの代役になり得る選手は、ほかにもいる。MFガンソ、MFビセンテ・イボーラ、MFパブロ・サラビアらだ。ガンソにはまだリーガの高いリズムに慣れていないという欠点があり、イボーラに関しては、中盤で起用すると流動性が失われることがネックになるとされる。サラビアについては、サンパオリ監督はサイドでの起用をより好んでいるとみられる。

 そのため、地元メディアは「今こそ清武を取り戻す時」と銘打ち、日本代表MFへの期待感を膨らませている。清武がスペインのピッチで躍動する姿が、近いうちに見られるだろうか。

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