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“四つ巴”J1残留条件は? 崖っぷちは名古屋、新潟は出場停止多く

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J1残留は“四つ巴”の争い

 2016シーズンのJ1最終節、第2ステージ第17節が3日に各地で行われる。浦和と川崎Fによる年間1位を争う戦いも気になるが、やはり残留争いに焦点が当てられることになりそうだ。J2に降格する3チームのうち、すでにアビスパ福岡湘南ベルマーレの降格が決まっており、残りは“1枠”となっている。

 残留争いは“四つ巴”となっている。現時点で最も降格の可能性が高いのは、降格圏の16位に沈む名古屋グランパスだ。名古屋はホームで湘南と対戦する。勝ち点で並ぶアルビレックス新潟に現時点の得失点差で「3」下回っており、不利な状況にある。

 ただし15位の新潟にとっても厳しい最終節になりそうだ。新潟は前節のG大阪戦でエースのFWラファエル・シルバと中盤の核であるMFレオ・シルバが退場。DF舞行龍ジェームズも累積警告となる3枚目のイエローカードを貰ってしまったため、重要なセンターライン3枚を欠くことになる。また対戦相手のサンフレッチェ広島からレンタル加入しているMF野津田岳人も契約の関係で出場できない。万が一敗れた場合でも大量失点だけは避けたい新潟としては、頭の痛い状況となっている。

 名古屋、新潟と勝ち点差1の14位のヴァンフォーレ甲府はホームで鳥栖と対戦する。甲府は勝てば自力で残留が決まるが、引き分け以下であれば、降格の可能性が出てくる。敵地で仙台と対戦する13位のジュビロ磐田は引き分け以上で残留となるが、敗れた場合を考えると、決して安泰ではない。

 3日の13時30分に同時キックオフされるため、全試合終了時刻もほぼ同時になる。一瞬で天国から地獄に突き落とされるチーム、はたまた救世主の登場で劇的残留といったドラマチックな展開に持ち込むチームは現れるのか。プライドをかけた決戦から目が離せそうもない。 

順 チーム(勝点)得-失 差
13.磐田(33)36-50 -14
14.甲府(31)32-57 -25
15.新潟(30)33-48 -15
16.名古屋(30)37-55 -18

▽各チームの残留条件
[磐田](vs仙台)
・○△の場合、残留決定
・●の場合、甲府△●または新潟△●または名古屋△●で(名古屋○でも得失点差で上回れば)残留決定

[甲府](vs鳥栖)
・○の場合、残留決定
・△の場合、新潟△●または名古屋△●で残留決定
・●の場合、新潟●または名古屋●で残留決定

[新潟](vs広島)
・○の場合、磐田●または甲府△●または名古屋△●で(名古屋○でも得失点差で上回れば)残留決定
・△の場合、甲府●または名古屋△●で残留決定
・●の場合、名古屋●で得失点差で上回れば残留決定

[名古屋](vs湘南)
・○の場合、磐田●で得失点差で上回る、または甲府△●、または新潟△●で(新潟○でも得失点差で上回れば)残留決定
・△の場合、甲府●または新潟●で残留決定
・●の場合、新潟●で得失点差で上回れば残留決定


第17節
11月3日(木)
仙台 13:30 磐田 [ユアスタ]
鹿島 13:30 神戸 [カシマ]
浦和 13:30 横浜FM [埼玉]
大宮 13:30 FC東京 [NACK]
川崎F 13:30 G大阪 [等々力]
甲府 13:30 鳥栖 [中銀スタ]
新潟 13:30 広島 [デンカS]
名古屋 13:30 湘南 [パロ瑞穂]
福岡 13:30 柏 [レベスタ]

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