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“故意の失点”と判断…U-16北朝鮮代表の監督とGKに1年間出場停止処分

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YouTubeより。北朝鮮による故意の失点と判断された

 アジアサッカー連盟(AFC)はこのほど、先月まで開催されていたAFC U-16選手権において、北朝鮮に対して処分を下した。

 同大会でU-16北朝鮮代表は、グループDの最終節でU-16ウズベキスタン代表と対戦。問題とされたのは0-0の後半4分にウズベキスタンのGKが大きく蹴り出したボールを、北朝鮮のGKチョン・ペクホが前に出て処理を試みた場面だ。

 ボールは目測を誤ったチョンの頭を越えると、ゴール方向に転がる。さらに追いかけたチョンが転んでしまったことから、そのままゴールに入ってしまった。このプレーに意気消沈したのか、北朝鮮は1-3で敗れていた。

 しかしこの不自然なプレーは、大きな波紋を広げた。ウズベキスタンの監督が「GKは何度もミスをしていた」と不思議がったように、決勝トーナメント初戦でイラクとの対戦を避けたい北朝鮮がわざと敗戦に持ち込んだのではないかとみられていた。

 案の定、グループ2位で決勝トーナメントに進んだ北朝鮮は、準々決勝でオマーンを下して、U-17W杯への出場権を獲得。1位通過したウズベキスタンはイラクに敗れ、U-17W杯出場を逃している。

 AFCは失点は故意であったと判断した。処分はユン・ジョンス監督に罰金5000ドルと1年間の出場停止、チョン・ペクホにも罰金1000ドルと1年間の出場停止という重いものとなった。2人は来年のU-17W杯に出場することが出来なくなった。

●AFC U-16選手権インド2016特集ページ

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