元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏が7日、東京都渋谷区で行われたファンとの交流イベントに参加した。ベッカム氏は「何度も日本には来ているが、来るたびにいろいろなものが変わっていて飽きることがない場所だと思う。今回のような質問コーナーは大好きで、この質問を通じて若い選手やファンと触れ合えることを楽しみにしていた」と“ベッカムスマイル”を振りまいていた。

　質問は事前にツイッターで募集されたもののほか、イベントに参加した流通経済大サッカー部員からの質問も受け付けられた。1年生ながらトップチームのレギュラーポジションを獲得しているGKオビ・パウエル・オビンナの「FKを蹴る際に、GKのどこを見ているのか」という質問には、「試合に入る前にビデオを見て研究している。対戦するGKがPKやFKをどうセーブしたかを見ている。そうすると、たいてい思い通りのところに蹴れるんだ」と丁寧に応えていた。

　夢や目標を持つことの大切さを説いたベッカム氏。「夢を持つこと、目標を達成することの喜びを感じてほしい」と話すと、子供たちには「たくさん練習をしてほしい。練習で準備を進めることが大事になる。素晴らしい才能を持っている(リオネル・)メッシや(クリスティアーノ・)ロナウドだって、日々上手くなる努力を欠かしていないと思う」とメッセージを送っていた。

(取材・文　児玉幸洋)