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インザーギが挑発「イグアインが103億円なら僕やビエリは今の価値でどのくらいだろう」

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現在はベネチアを指揮するフィリッポ・インザーギ監督

 フィリッポ・インザーギベネチアはレーガプロジローネA(3部)の順位表真ん中付近を航行中。現在はベネチアの指揮官となったが、現役時代にはチャンピオンズリーグで50得点を挙げた伝説のイタリア人ストライカーである。イタリア国営放送の『ゾーナ11pmメルカート』でインタビューに応じ、現在のセリエAについて持論を語っている。その反響は小さくないだろう。

 インザーギが問題視するのは、現在、移籍市場において高騰するサッカー選手の価値だ。今夏、ナポリからユベントスへ移籍したアルゼンチン人ストライカー、FWゴンサロ・イグアインを例に挙げ、ミランとユベントスで活躍した元ストライカーは挑戦的にこう述べている。「もし9000万ユーロ(約103億円)の価値があるというなら、僕やビエリは今だったら一体いくらの価値になったのだろうね?皆の意見を聞きたいところだよ」

 今シーズン、セリエAで11試合に出場し7ゴールを挙げているユベントスのアルゼンチン人ストライカーに対しこうも辛辣だ。

 そして、「スーペルピッポ」の次の矛先はサッスオーロの若き才能ドメニコ・ベラルディにも向かった。

「ユベントスのオファーを断るべきじゃなかったと僕は思うね。僕だったらビッグクラブに移籍する。それでこそトップになれる」

 一方、トリノのアンドレア・ベロッティに関しては好意的だ。ピッポはこう明かした。「彼には僕と似た部分を少し感じる。これからの伸びしろもかなり期待できる。トリノでは素晴らしい活躍を見せているが、そろそろトップクラブに移籍しても良いはずだ」。続いてチーロ・インモービレについては「サプライズではなく、確信に変わった」と話している。

 最後に現在のミランの状況についてこう述べた。

「僕が期待するのはただ一つ。中国企業の傘下になってもシルビオ・ベルルスコーニとアドリアーノ・ガッリアーニの時と同じような偉業を成し遂げてほしい」

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