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「勝てたら良かった…」 JFLホンダFC、J1相手に大健闘も5回目の“ジャイキリ”ならず

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[11.9 天皇杯4回戦 FC東京 2-1 Honda FC 味スタ]

 JFLのHonda FCがJ1クラブ相手に大健闘した。しかし、最後までFC東京を苦しるもあと一歩及ばなかった。試合後のテレビインタビューでFW久野純弥は、「いいサッカーができたので、勝てたら良かった」と悔しさをにじませた。

 6日のJFLセカンドステージ第14節ラインメール青森戦から中2日と厳しい日程でこの試合を迎えたHonda FC。それでも、県大会決勝でJ3藤枝(延長3-2)、1回戦でJ2岐阜(延長2-1)、2回戦でJ2松本(2-1)、3回戦でJ3盛岡(2-1)と4試合連続の“ジャイアントキリング(番狂わせ)”の勢いのまま、前半18分にMF香川大樹のスルーパスで抜け出し、久野が先制点を決めた。

 しかし、後半の早い時間に同点に追いつかれると、後半35分についに逆転を許した。「どんなことがあっても“ホンダスタイル”を崩さないでやっていこうと(井幡博康)監督が言っていた」と語った通り、最後までパスをしっかりつなぎ、高い位置からのプレスを続けたが、同41分のMF栗本広輝のFKも左ポストに嫌われ、あと一歩及ばず、Honda FCの快進撃は4回戦で途絶えた。

 先制点を挙げた久野は、試合後のインタビューで悔しさを隠し切れなかったが、すでに週末の試合に向けて気持ちを切り替えている。Honda FCは13日に今季最終節となる第15節ブリオベッカ浦安戦で勝利すれば、セカンドステージ優勝が決まる。「次勝てば、セカンドステージ優勝なので、その試合に向けて1人1人準備していきたい」。この経験を無駄にしないためにも、Honda FCは週末の試合で全力で勝利をつかみに行く。

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