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J創成期を知る東京Vの生き字引…45歳MF永井秀樹が25年の現役生活に幕

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現役引退を表明した東京Vの45歳MF永井秀樹

 東京ヴェルディは10日、MF永井秀樹(45)が今季限りで現役を引退すると発表した。1992年のプロ生活スタートから今季で25シーズン目。横浜FCのFW三浦知良(49)に次ぐJリーグ2番目の年長選手がついにユニフォームを脱ぐ。

 永井は89年の国見高卒業後、一度は国士舘大に進学したが、92年のバルセロナ五輪予選敗退をキッカケに大学を中退し、ヴェルディ川崎(現東京V)に入団。三浦、ラモス瑠偉氏、柱谷哲二氏、武田修宏氏、北澤豪氏らスター軍団の一員としてJリーグ創成期を彩り、2年連続のリーグ制覇、3年連続のナビスコ杯(現ルヴァン杯)優勝に貢献した。

 95年には当時JFLの福岡ブルックス(現福岡)に期限付き移籍。ここでもチームをリーグ王者に導くと、96年に期限付き移籍した清水でナビスコ杯優勝、98年に完全移籍した横浜フリューゲルス(99年に横浜FMと合併)で天皇杯優勝、さらに99年から在籍した横浜FMでも00年に第1ステージ制覇を果たすなど、“優勝請負人”としても知られていた。

 その後は古巣の東京V、大分、琉球を行き来し、14年に7年ぶり5回目となる東京V加入。試合の流れを変える切り札として、同年にリーグ戦11試合、15年には18試合に出場した。今季はJ2第40節終了時点で2試合に出場している。

 なお、永井のコメントは12日のホーム最終戦後に実施する引退セレモニーで本人から発表される。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF永井秀樹
(ながい・ひでき)
■生年月日
1971年1月26日(45歳)
■身長/体重
174cm/69kg
■出身地
大分県
■経歴
明野中-国見高-国士舘大-V川崎-福岡ブルックス-清水-V川崎-横浜F-横浜FM-東京V-大分-琉球-東京V-琉球-東京V
■出場歴
J1リーグ:191試合32得点
J2リーグ:78試合4得点
カップ戦:54試合13得点
天皇杯:28試合6得点
※2016年11月10日現在

●2017年Jリーグ移籍情報

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