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楽天がメッシ契約延長の鍵に?日本企業との大型契約がもたらすものとは…

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楽天がバルサの新たなメインパートナーとなった

 バルセロナは2017-18シーズンからの新たなメインパートナーとして楽天株式会社を選んだ。この決定が、FWリオネル・メッシの去就を左右することになるかもしれない。

 14日付のスペイン『マルカ』のメッシ退団報道は、世間を大いに賑わせた。それはメッシが現行契約満了となる2018年に、バルセロナから移籍するというものだ。

 ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は16日に三木谷浩史代表取締役会長兼社長も出席した調印式で、メッシの契約延長に言及。「メッシがバルセロナで引退することを確信している」。バルセロナ会長の力強い言葉だった。

 メッシは2013-14シーズン終了時に2018年までの契約延長でバルセロナと合意した。その契約では、メッシが年俸2100万ユーロ(約24億円)を受け取ることになっている。それ以降メッシと新契約に関する具体的な交渉を進めてこなかったバルセロナだが、楽天との大型契約がエースの契約更新を後押ししそうだ。

 バルセロナは楽天と年間5500万ユーロ(約64億円)の4年契約(1年の延長オプション付き)を結んだ。さらに、今年5月にはナイキ社とのユニフォームサプライヤー契約を2028年まで延長している。その契約延長によって2016-17シーズン、2017-18シーズンの契約料が、6000万ユーロ(約68億円)から8000~8500万ユーロ(約91~96億円)まで増えることに。

 そして2018-19シーズン以降は、1億500万ユーロ(約119億円)の契約料に加えて、ナイキに譲渡していたオフィシャルショップの経営権を取り戻することで、加えて5000万ユーロ(約57億円)の収入が見込まれている。

「我々は落ち着いている」。これもバルトメウ会長の言葉である。楽天とナイキ社との契約が、会長に自信を与えているようだ。

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