beacon

[Jユースカップ]得点王の広島ユースFW山根永遠、悔しい準優勝も「みんなに感謝したい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半45分、サンフレッチェ広島ユースのFW山根永遠が右足で今大会9得点目となるゴール

[11.19 Jユースカップ決勝 広島ユース 2-3(延長)FC東京U-18 ヤマハ]

 サンフレッチェ広島ユースのFW山根永遠(3年)は1-0の前半45分、ゴール前のこぼれ球を右足で豪快にネットへ突き刺して今大会9得点目。得点王争いでチームメートの2位・FW満田誠に5得点差をつけて得点王を獲得した。だが、チームは準優勝に終わり、「点は取れていたんですけど、最後優勝できていないんで悔しい結果だった」と無念の表情。それでも「負けたら終わりの緊張感の中で決勝まで来れたのでみんなに感謝したい」と仲間たちの奮闘に感謝していた。

 それでも、優勝して大会を終えたかった。広島の力を「見せれた部分もありますし、見せれなかった部分もあった」と感じている。FC東京U-18も認めた球際の強さとハードワーク。そして相手のハイプレスを剥がしてボールを繋いで前進して2ゴールをもぎ取った。だが、「だいぶFC東京のペースが多くて、自分たちの我慢が続かなかった」。指摘したのは自分たちがミスを積み重ねたこと、そして苦しい時間帯で我慢できなかったこと。延長戦でミスから決勝点を奪われた部分についても、自分たちが試合を通してミスしていたことの積み重ねを原因として挙げ、「チームの責任だと思う」と語った。

 個人としては大会を通して高いパフォーマンスを維持し、チームメートたちの奮闘もあって決勝進出。だが、優勝するためにはまだ足りないものがあった。2点リードしながらも逆転されてしまった敗戦を糧にメンタル面から逞しく成長して最後の1冠、プレミアリーグ制覇へ集中する。
 
 広島はプレミアリーグWESTで現在2位と勝ち点6差の首位で優勝に王手をかけている。「(個人的にも得点首位と2差で)得点王もまだ狙える。自分としても、チームとしても良い結果を残せるようにチーム一丸となって戦いたい」と個人として、チームとしてもタイトルを獲得することを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2016Jユースカップ特集ページ

TOP