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ジダン、カルデロンでのダービー勝利を誇る「ここで3-0の勝利を手にできるチームは少ない」

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敵地でのダービー勝利を誇るジネディーヌ・ジダン監督

 19日のリーガ・エスパニョーラ第12節、レアル・マドリーは敵地ビセンテ・カルデロンでアトレティコ・マドリーとのダービーに臨み、3-0の勝利を飾った。ジネディーヌ・ジダン監督は試合後、チームが会心のパフォーマンスを見せたと満足感を表している。

 スペイン『マルカ』と『アス』がフランス人監督のコメントを伝えた。

「これまでで最高のパフォーマンスであったかは分からない。が、見事な試合を演じたよ。厄介なライバルを相手にする一戦となったが、試合をうまく解釈して、力強くプレーを開始できた。我々が成し遂げたことに満足している。ここで3-0の勝利を手にできるチームはわずかしかいない」

 この試合で際立ったパフォーマンスを披露した一人は、MFイスコだ。負傷中のMFカセミロが復帰した際、イスコをどう起用すべきか頭を悩ませるのではないかと問われたジダン監督は、こう返答している。

「問題にはならないよ。今日は彼以外の選手たちのプレーも心に残している。イスコはこの試合の前半に一度もボールを失わなかった。トップ下こそ、彼にとって最良のポジションだ。我々は攻守にわたって安定を手にし、全員でよく守っていた」

「出場した選手たち、またそうではない選手たちの献身に満足しているよ。セルヒオ・ラモスのように、ベンチにいたってエネルギーを発する人物もいるのだからね」

 試合前のミーティング、使用したシステムについては次のように説明した。

「ゲームプランはいつもと同じで、立ち上がりから集中して、インテンシティーを発揮することだった。プレーのクオリティーについては、私が心配する必要などない。チームは開始1分から試合に入り込んでいた」

「システムはルーカス・バスケスが右、ベイルが左で少し4-4-2のようだった。…しかし私にしてみれば、中盤3枚、前線3枚という感じだね。まあ、システムや数字はさして重要じゃない。重要なのは各選手がそれぞれの力を出すことだ」

 R・マドリーはこの試合の勝利で2位バルセロナに勝ち点4差をつけ、5位アトレティコと勝ち点差は9にまで広げている。けれどもジダン監督は、リーガ優勝に向けて大きなアバンテージを得たとは考えていない様子だ。

「そうではない。素晴らしい試合としたことは心に残しているが、何かを勝ち取ったわけではないんだ。我々は今後も困難が待ち受けていることを知っている。素晴らしい時期にいることは確かで、このまま進み続けられたいいがね。しかし、すべての試合が難しいものなんだ」

 また、この試合で1トップを務め、ハットトリックを達成したクリスティアーノ・ロナウドにも言及。今後も同選手をセンターフォワードとして起用し続けるのかとの問いには、次のように返した。

「彼があそこでプレーすることが絶対になったというわけではない。今日はそう起用したということだ。彼はそのポジションで快適にプレーしていたが、また同じように起用するかは今後を見てみよう」

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