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栃木は入れ替え戦へ…一時逆転も盛岡に追い付かれる

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[11.20 J3第30節 盛岡2-2栃木 いわスタ]

 J3は3日、第30節を開催し、いわぎんスタジアムではグルージャ盛岡と逆転でのJ2自動昇格を狙う栃木SCが対戦。前半20分に盛岡に先制された栃木は後半3分、同15分にゴールを奪い一時は逆転に成功するも、同23分に盛岡に追い付かれて2-2で引き分けた。勝ち点1の上積みにとどまった栃木は鳥取に勝利した大分に届かず、入れ替え戦に回ることになった。

 第15節から首位を守ってきた栃木だが、前節長野に0-1で敗れて最終節を前に2位に転落。首位に浮上した大分とは勝ち点58で並びながらも得失点差(大分+24、栃木+18)で下回っている状況で運命の一戦を迎えた。

 まずは勝利を収めて大分の結果を待ちたい栃木は前半17分、MF本間勲のパスを左サイドで受けたMF山本大稀がPA外からシュートを狙うもGK土井康平の守備範囲に飛んでしまう。

 すると前半20分、ホームの盛岡が先制に成功する。ゴール前で細かくパスを回すと最後はFW谷口堅三が放ったシュートが相手選手に当たってコースが変わってネットを揺らし、スコアを1-0とした。さらに同30分にはCKの流れからMF垣根拓也が左足シュートを、同37分には谷口がミドルシュートを枠内に飛ばしたがGK吉満大介の横っ飛びのセーブに遭って追加点とはいかなかった。

 1-0と盛岡がリードしたまま後半を迎えると、栃木はMF西谷和希とMF菅和範を投入して状況を打開しようと試みる。すると後半開始直後の同3分、前線からプレッシャーを掛けたMF廣瀬浩二が土井からボールを奪うと、こぼれ球に反応したFW大石治寿が冷静に流し込んで試合を振り出しに戻した。

 勢いに乗った栃木は後半15分、MF宮崎泰右が蹴り出したCKに対してニアサイドに走り込んだ大石がヘディングで合わせてネットを揺らし、2-1と逆転に成功。しかし同23分、盛岡がCKからDF畑本時央が打点の高いヘディングシュートを叩き込んでスコアは2-2に。その後は両チームともに勝ち越しゴールを狙ったものの、スコアは動かずに2-2のドローに終わった。自動昇格を逃した栃木はJ2・21位とホーム&アウェーで行われる入れ替え戦に回ることになった。

●[J3]第30節 スコア速報

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