[11.20 J2第42節 札幌0-0金沢 札幌ド]

　北海道コンサドーレ札幌のJ2優勝と5年ぶりのJ1昇格が決まった。J2リーグは20日に今季最終節を行い、首位札幌はホームで最下位ツエーゲン金沢と対戦し、0-0で引き分けた。これにより、勝ち点を85に伸ばした札幌が他会場の結果に関係なく、J2優勝を決めた。一方、金沢は順位を1つ挙げ、J2・J3入れ替え戦にまわることとなった。

　最終節は首位と最下位の対戦となった。首位札幌は、ジュリーニョと福森晃斗が出場停止で不在。それでも2位清水と勝ち点3差と、引き分け以上でJ2優勝とJ1昇格が決まる優位な状況に立っている。一方の金沢は、この試合で勝利しなければ残留はないだけに、アウェーといえど是が非でも勝ち点3をつかみ取りたいところ。

　金沢は前半23分、右クロスからDF野田紘史が右足ボレーを放つも、DF進藤亮佑の体を放ったブロックに阻まれた。札幌は同26分、右サイドからMF堀米悠斗がクロスを送ると、ニアに走り込んだFW都倉賢が左足で合わせる。同35分には都倉が抜け出し、PA左から左足を振り抜くもGK原田欽庸に止められ、前半はスコアレスに終わった。

　後半も互いになかなか決定機を作ることができなかった。すると、金沢は後半18分にMF秋葉勝、札幌は同23分にFW内村圭宏をピッチに送り出した。だが、他会場の試合状況がピッチの選手にも伝わっているのか、リスクを冒して攻め込む場面が少なく、均衡した状況が続いた。

　札幌は高い位置でボールを奪えば、カウンターを仕掛けたが、無理はしない。アディショナルタイムは3分。前からプレッシャーをかけてこない金沢を相手に、札幌は最終ラインでボールを丁寧に回し、時計を進めた。試合はそのままスコアレスドロー。2位松本と3位清水が勝ち点を『84』に伸ばしたものの、勝ち点85とした札幌のJ2優勝が決まった。

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●[J2]第42節 スコア速報