beacon

高徳、キャプテン初陣で今季初勝利ならずも…無敗ホッフェンハイムと敵地でドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

キャプテンを務めたDF酒井高徳

[11.20 ブンデスリーガ第11節 ホッフェンハイム2-2ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは20日、第11節3日目を行い、DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVは敵地でホッフェンハイムと対戦し、2-2で引き分けた。酒井はダブルボランチの一角で3試合連続のフル出場。キャプテンとして臨んだ一戦だったが、今季初勝利を挙げることはできなかった。

 17日にキャプテンに任命された酒井にとってはこの日が主将としての“初陣”。左腕にキャプテンマークを巻き、試合前のコイントスに参加すると、円陣では声出しも務めた。ハンブルガーSVは前半28分、カウンターからMFフィリップ・コスティッチが左サイドを抜け出し、そのままPA内に進入。鋭い切り返しでDFをかわすと、クロスと見せかけて左足でシュートを放ち、GKの股間を抜いてゴールネットを揺らした。

 今季未勝利(2分8敗)で最下位に沈むハンブルガーSVの先制点。しかし、今季無敗(5勝5分)のホッフェンハイムは簡単な相手ではなかった。前半アディショナルタイム、MFケレム・デミルバイの右CKにFWサンドロ・ワーグナーが右足で合わせ、1-1の同点。後半4分にはMFパベル・カデラーベクの右クロスにMFシュテフェン・ツバーが左足ボレーで合わせると、強烈な一撃はGKの体を弾いてゴールマウスに吸い込まれた。

 前半終了間際と後半立ち上がりの失点で逆転を許したハンブルガーSVだが、後半16分、カウンターからコスティッチの左クロスが逆サイドに流れたところにMFニコライ・ミュラーが詰め、右足で押し込んだ。2-2の同点に追いつき、その後も果敢に3点目を狙うハンブルガーSV。ホームで最下位相手に勝ち点を取りこぼせないホッフェンハイムも最後までゴールを目指すが、互いに3点目は取り切れず、2-2の痛み分けに終わった。

 ハンブルガーSVは連敗を3で止めたものの、開幕から3分8敗となり、いまだ未勝利の最下位。前節終了時点で3位だったホッフェンハイムは2試合連続ドローで開幕から5勝6分の無敗を守ったが、ドルトムント、ケルンに勝ち点21で並ばれると、得失点差で逆転され、5位に後退した。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集

TOP