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「今までは試合に出ることが普通でしたが…」ブログに心境を綴った香川「僕は天才ではない」

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「またここから頑張ります」と決意を表したドルトムントMF香川真司

 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が20日、自身のブログ(http://lineblog.me/kagawa/)を更新し、代表とクラブで出場機会が限られる現在の心境を記した。

 11月シリーズで日本代表に招集された香川だったが、11日のオマーン戦(○4-0)では右足首痛の影響もあって出場はなく、15日のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(○2-1)ではベンチスタートとなり、後半19分からピッチに送り込まれた。そして、19日のブンデス第11節バイエルン戦(○1-0)では90分間ベンチを温めることになった。

 香川はブログで「代表もチームも勝利できた事。本当に良かったです。まずはチームとして勝利しないと次へは進めません」とチームの勝利が何よりも大事と記しつつ、出場機会が限られる現在の心境を続けて綴った。

「今までは試合に出ることが普通でしたが、今はドルトムントでもベンチから見る時間が多くなりました。今試合の出場に関して満足できるものではありません。ただ、試合に出場している選手の良い部分を勉強したり、自分の良い部分は何なのか? 考えて見れるようになったりと自分としては決してネガティブではありません」

 ブンデス第11節終了時点で香川の先発出場はわずか3試合。しかし、ベンチに座る時間が長くなる中でもチームメイトがピッチ上で戦う姿を見て得るものがあると綴ると、「僕は天才ではない」と続けた。

「今考えてもずっと大きな壁があり、そこを超えたい。そこを乗り越えなきゃ。その思いだけでずっと前に進んできました。僕にとって2014年のW杯で今までで最も大きいと感じる壁がありました。だからこそ、目の前にある事を全力でそして、2018年に向けて頑張っていきます」

 そして、「ドルトムントでもそうですし、埼玉スタジアムでも本当にサポーターの皆さんの応援に感謝しています」とサポーターへの感謝を記すと、「またここから頑張ります」と決意を新たにした。


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