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モウリーニョ監督、ルーニー外しは飲酒騒動ではなく戦術的理由

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アーセナル戦でベンチスタートとなったFWウェイン・ルーニー

 マンチェスター・ユナイテッドジョゼ・モウリーニョ監督が19日のアーセナル戦で先発を外したFWウェイン・ルーニーについて、飲酒騒動が理由であることを否定した。

 ルーニーは11日に行われたロシアW杯欧州予選のスコットランド代表戦(3-0)後、宿泊先のホテルで親しくなった客たちのパーティーに飛び込み参加。泥酔したイングランド代表主将の醜態が英『ザ・サン』によって写真付きで報じられ、ルーニーは代理人を通じて謝罪文を発表していた。

 この騒動後となった19日のプレミアリーグ第12節アーセナル戦(1-1)で、ルーニーはベンチスタート。英『ミラー』によると、モウリーニョ監督はこの理由について「彼にはスピードがないから」と説明し、飲酒騒動のせいではないとした。

「私たちがボールを持つ展開になると思っていた。アーセナルは対戦相手にボールを持たせるスタイルのチームだからね。スペースが空くと思っていたから、攻撃陣にボールが簡単に渡ると考えていたんだよ」

フアン・マタアントニー・マルシャルマーカス・ラッシュフォードの方が、ルーニーより足が速い。だから相手最終ラインとの1対1での攻防を考えると良い手段だった。これが(アーセナル戦の)ベストの布陣だったと考えている」

 プレミア公式サイトの集計によればユナイテッドが45.5%、アーセナルが54.5%とポゼッションでは思惑通りにいかなかったモウリーニョ監督だが、シュート数は12対5(枠内シュート5対1)と圧倒。後半18分にルーニーを投入すると、同24分にはマタの先制ゴールが生まれた。

 しかし、ユナイテッドは勝利が見えてきた後半44分、FWオリビエ・ジルに同点ゴールを献上。モウリーニョ監督は「総じてとても良いパフォーマンスだった」と選手たちのプレーに満足しつつも「だが結果的には、アーセナルに負けた気分で家に帰ることになった」とホームでの勝ち点1を悔やんだ。

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