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これぞ鹿島の“勝負強さ”…西「歴史があるから信じてやれるのは大きい」

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右SBの位置に入って完封勝利に貢献した鹿島アントラーズDF西大伍

[11.23 チャンピオンシップ準決勝 川崎F0-1鹿島 等々力]

 第1ステージを制した鹿島アントラーズだったが、第2ステージは思ったように勝ち点を伸ばせず。終盤には4連敗を喫して、第2Sは11位で終えた。しかし、チャンピオンシップ準決勝では勝負強さを発揮して川崎Fから1-0の完封勝利を収め、決勝へと駒を進めた。

「あまり良いゲームだったとは思っていない。相手も素晴らしいチーム。本気のぶつかり合いの中で、お互いの良いところをそんなに出せるわけでもない」と振り返ったDF西大伍。そんな厳しい試合をモノにできた要因を、「最後に体を投げ出すところ」「応援の力」と続けて挙げると、チームに根付く「勝負強さ」を強調した。

「皆、負けるのは嫌だと思うけど、サッカーに関わる人なら『鹿島は勝負強い』という意識があると思う。そういう歴史があるから、それを信じてやれているのは大きい」

 浦和と対戦するチャンピオンシップ決勝は第1戦が11月29日にホーム、第2戦が12月3日にアウェーで行われる。「2試合できるのは、一発勝負よりも気持ち的にも楽だと思う。相手も素晴らしいチームなので、楽しみたい」と決勝に向けて意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)

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