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ファケッティ氏が死去

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 イタリアの名門クラブ、インテルの名選手で、同クラブの会長を務めていたジャシント・ファケッティ氏が4日、癌のためこの世を去った。享年64歳。

 60年代の代表的名手で、サイドバックながらリーグ通算60得点を挙げている。DFが挙げた得点としては、これは現在でもセリエAの記録となっている。チャンピオンズカップ優勝2度、リーグ優勝4度とインテルの黄金時代を支えた。

 マルディーニやカブリーニの攻撃的サイドバックの偉大な先駆者で代表では68年欧州選手権優勝、70年W杯準優勝を経験。W杯は3度出場しており、イタリア代表として通算94試合3得点の輝かしい経歴を持つ。

 ファケッティ氏は04年1月にマッシモ・モラッティ氏の後を継ぎ、インテルの会長に就任。その他にも複数のUEFA委員会で委員を務めていた。

 イタリアサッカー協会は、イタリア代表が6日のEURO予選のフランス戦でジャシント・ファケッティ氏に追悼の意を表するため、腕に喪章を付けてプレーすると発表した。

(文 宝田雅樹)

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