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[CL]最後は“予定調和”のドロー…マンCの2位通過&ボルシアMGの3位が確定

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マンチェスター・Cは前半アディショナルタイムにMFダビド・シルバのゴールで追いついた

[11.23 欧州CLグループリーグ第5節 ボルシアMG1-1マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は23日、グループリーグ第5節を行い、C組のマンチェスター・シティ(イングランド)は敵地でボルシアMG(ドイツ)と対戦し、1-1で引き分けた。2勝2分1敗の勝ち点8に伸ばしたシティは、他会場の結果により最終節を残して2位での決勝トーナメント進出が決定。ボルシアMGは3位が確定し、EL決勝トーナメントに回る。

 勝てば他会場の結果に関係なくグループリーグ突破の決まるシティだが、先手を奪ったのはホームのボルシアMGだった。前半23分、左サイドの競り合いからボールをキープしたMFラース・シュティンドルがドリブルで駆け上がり、ゴール前にクロス。DFに当たったこぼれ球をFWラファエルが右足で蹴り込んだ。

 1点を追うシティも徐々に攻勢に出る。前半35分、右CKからMFケビン・デ・ブライネがマイナスのクロスを上げ、PA手前のMFイルカイ・ギュンドアンがトラップして右足でミドルシュート。しかし、低い弾道のキックはGKに弾かれ、同45分、デ・ブルイネの浮き球パスに反応したMFラヒーム・スターリングの折り返しに合わせたFWセルヒオ・アグエロのシュートもGKヤン・ゾマーに抑えられた。

 それでも前半アディショナルタイム、シティはギュンドガンからスターリングとつなぎ、PA内右に走り込んだデ・ブルイネにスルーパス。デ・ブルイネのマイナスの折り返しをMFダビド・シルバがスライディングシュートで押し込み、1-1の同点に追いついた。

 前半終了間際の同点ゴールで試合を振り出しに戻すと、後半6分にボルシアMGのシュティンドルが2枚目の警告を受けて退場。数的優位に立ったシティだったが、今度は同18分にシティのMFフェルナンジーニョも2枚目のイエローカードで退場処分を受け、10人対10人の数的同数となった。

 ボールを支配して逆転を目指すシティだが、後半22分、デ・ブルイネの右足ミドルがGKに阻まれるなど、2点目が遠い。一方、引き分けでは敗退が決まるボルシアMGもカウンターから好機をうかがうが、なかなかフィニッシュまで持ち込む場面をつくれなかった。終盤はバルセロナ(スペイン)がリードしている他会場の情報がベンチに入ったか、引き分けでも2位通過が決まるシティ、同じく3位が確定するボルシアMGともにリスクを冒さず、1-1のままタイムアップ。お互いに最低限の勝ち点1を獲得し、C組は最終節を待たずに全順位が確定した。

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