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【引退表明全文】ジェラードが18年分の思いを語る「すべての人にありがとう」

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現役引退を表明したMFスティーブン・ジェラード

 リバプールやイングランド代表で活躍したMFスティーブン・ジェラードが、現役引退を発表した。

 36歳のジェラードは1998-99シーズンにリバプールでデビューを果たす。以降はリバプールに欠かせないプレーヤーとして主軸に定着し、04-05シーズンにはチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献した。14-15シーズンを最後に愛するクラブを退団し、LAギャラクシーに加入。アメリカMLSに活躍の場を移していたが、先日退団が発表されて去就が注目されていた。

以下、発表された全文

「自分に取り巻いているメディアの憶測の記事がいろいろあるけど、今言えることはプロのサッカー選手としての歩みを止める時がやってきた」

「信じられないほど恵まれたキャリアを送ってきたと思う。リバプール、イングランド代表、LAギャラクシーで送った時間すべてに感謝している」

「ティーンエイジャーだった頃から私はリバプールの赤いシャツを身にまとい、それだけで子供の頃を夢をかなえたようなものだった。そして、1998年11月のブラックバーン戦でデビューした時、18年間にわたってプレーを続けるとは想像できなかった」

「キャリアを送る上で、とても素晴らしいハイライトを経験してきたラッキーな人間だった。リバプールのために700以上もの試合を経験し、キャプテンとして責任を果たしてきた。アンフィールドのファンに囲まれ、あのイスタンブールの奇跡(04-05のチャンピオンズリーグ決勝)など、クラブに栄誉をもたらすための力添えができたことを誇りに思っている」

「代表ではイングランドで114キャップを刻んでいるし、私の国ではキャプテンを任されることが最大の名誉だった。イングランドのユニフォームを着るたびに、誇りを持ってピッチに向かっていた」

「多くの人々のサポートなくしては、ここまでのキャリアを送ることができなかった。それはとても幸運に恵まれていたと思う」

「私はまず、リバプールのチームみんなに感謝したい。私は長い間このクラブでキャプテンを務め、このクラブでできる限りのことを達成してきたことを誇りに思う」

「アンフィールドで過ごした時間において、何人もの偉大な選手、何人もの素晴らしい経営者の下でプレーできた。このクラブに携わってくれたすべてのスタッフ、一人ひとりに感謝の言葉を送りたい」

「私は特別、リバプールでプロキャリアを重ねる上で、重要な役割を果たしてくれた恩師のスティーブ・ハイウェイ、デイブ・シャノン、ヒュー・マコーリーに感謝している。彼らに礼を伝えたい」

「キャリアを通してリバプール、イングランド代表、LAギャラクシーで応援してくれたファンのみんなにも感謝したい。みんなの素晴らしい応援があったからこそ、ここまでやってこれた」

「18年間のキャリアを応援してくれたエージェントのストゥラン・マーシャルにも感謝したい」

「アウェーの地でも友人のように応援してくれた人たちの姿を思い浮かべると幸運だったと思う」

「すべての人に感謝したい」

「最後に、最も重要なのは家族だね。長年にわたって私をサポートしてくれた両親、弟のポールにはいくら感謝してもしきれない」

「妻アレックスと子供リリー、レキシーとルルド、いつも無償の愛をくれた家族に感謝するよ。いい時も悪い時も、いつも支えてくれた。本当にありがとう」

「私はこれからのキャリアについて、新たな道へ挑戦することにエキサイティングしている。まだ複数の道を検討している段階であり、まだ確定はしていないけど、近いうちにこれからの進路について発表する機会があると思う」

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