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岡崎のオーバーヘッドはクロスバー…レスターは土壇場の同点PKで連敗ストップ

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岡崎慎司のオーバーヘッドはクロスバー直撃…

[11.26 プレミアリーグ第13節 レスター・シティ2-2ミドルスブラ]

 プレミアリーグは26日、第13節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでミドルスブラと対戦し、2-2で引き分けた。リーグ戦で5試合連続のスタメンとなった岡崎は、前半30分にクロスバー直撃のオーバーヘッドを放つも得点に絡めず、後半31分にピッチを後にした。

 22日に行われたチャンピオンズリーグ(欧州CL)のクラブ・ブルージュ戦で2-1で勝利をおさめ、グループリーグ突破を決めたレスターは、その試合からメンバーを1人を変更。19日の第12節ワトフォード戦で相手選手に肘打ちをしたMFダニー・ドリンクウォーターが3試合の出場停止処分を受けたことにより、MFダニエル・アマーティが先発出場した。

 立ち上がりから主導権を握ったのはミドルスブラだった。前半9分、MFアダマ・トラオレが右サイド深くまでえぐって中央に折り返す。GKロン・ロバート・ツィーラーが弾いたボールをMFアダム・フォーショーが後方に落とし、PA手前からMFマルテン・デ・ローンが右足ミドルを放つも枠を外れる。それでも、先制点はミドルスブラに生まれた。同13分、左に大きく展開されたボールからMFガストン・ラミレスが中央に折り返すと、ゴール前に走り込んだFWアルバロ・ネグレドが左足で合わせ、先制のゴールネットを揺らした。

 反撃に出るレスターは前半30分、右サイドへのフィードをMFリヤド・マフレズが足もとにおさめ、個人技でPA右に侵入。ふわっとしたボールを中央に供給し、岡崎がオーバーヘッドキックを放つも、惜しくもクロスバーを叩いた。同33分、DFダニー・シンプソンの右クロスからDFカルム・チャンバースのハンドでPKを獲得。これをキッカーのマフレズがゴール右隅に流し込み、1-1と試合を振り出しに戻した。

 前半はポゼッション率42%だったレスターは、後半もミドルスブラの攻撃を耐える時間帯が続くと、後半20分にバーディを下げてFWイスラム・スリマニ、同23分にマフレズに代えてFWアーメド・ムサをピッチに送り込む。同24分、左サイドに開いてボールを受けたスリマニが中央に折り返し、ムサがヒールパス。ペナルティーアーク内から岡崎が右足を振り抜くもGKビクトル・バルデスにキャッチされた。

 テンポの良い攻撃が生まれ始めたレスターに流れが傾きつつあったが、ミドルスブラがチャンスを確実にモノにした。後半26分、ネグレドの動き出しに合わせて、ハーフェーライン手前からフォーショーがロングパス。これを最終ラインの背後で受けたネグレドがPA左から左足シュートを突き刺し、2-1とミドルスブラが勝ち越しに成功した。

 再び1点を追う展開となったレスターは、後半31分に岡崎に代えてMFデマライ・グレイを投入する。だが、状況はなかなか好転せず、このまま試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイム3分にパワープレーで前線にいたDFウェズ・モーガンがドリブルからPA内で倒され、PKを獲得。これをスリマニがきっちり決め、レスターが土壇場で1-1の引き分けに持ち込み、連敗を2で止めた。


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