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[プレミアリーグEAST]新潟U-18は195cmの大器、FW小枇ランディが流れ傾けて決勝点演出

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[11.27 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 流通経済大柏高 0-1 新潟U-18 流通経済大柏高G]

 後半19分から投入された195cmFW小枇ランディ(2年)がアルビレックス新潟U-18へ傾きかけていた試合の流れをより加速させた。ストライド大きなスプリントでオープンスペースへ抜け出し、セットプレーでは一際大きなサイズを活かしてゴールへ迫る。

 そして前線からのアグレッシブなディフェンス。入江徹監督は「継続性という面ではまだまだ足りない」と課題を指摘するが、それでも圧倒的なサイズ感と懐深いキープを活用して攻撃にアクセントを加えた。右サイドからグラウンダーのラストパスをゴール前に入れるなどチャンスに絡んだ小枇は33分、左CKから「最初マークが2、3人ついていたんですけど、味方の人が上手く動きで剥がしてくれてフリーになったので、折り返すか、シュートか迷ったんですけどファーであそこから打つのは結構得意なので」と、上手くDFを外して外寄りのポジションから逆サイドのゴールネットを狙ってヘディングシュートを放つ。

 豪快な一撃はGKに触られてゴール前にこぼれたが、これをFW堀航輝主将が頭で押し込んで決勝点となった。今年、Aチームでの出場機会を増やし、やれることがあると手応えを感じてきたという大器の活躍。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ大型FWは高さだけではない魅力があり、来季へ向けて非常に楽しみな存在だ。

「(今、極めたいことは)ドリブルとか、細かいところとか。ゴール前とかだと足のリーチで相手の届かないところへスルスルと行けたりするので、そういう特長をもっと出していきたい」と意気込む小枇が、まずは目の前の一試合一試合に集中してプレミアリーグの逆転残留に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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