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バルサ不調の原因とは?先発の固定、疲労蓄積、戦術上の問題…クラブOB数名が指摘

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バルセロナは12月3日にレアル・マドリーと対戦する

 バルセロナは、ビッグマッチを前にして“クライシス”にどのように立ち向かうのだろうか。クラブOB数人が現在チームが抱える問題点を指摘した。スペイン『マルカ』が伝えている。

 12月3日に行われるリーガ・エスパニョーラ第14節で本拠地カンプ・ノウにレアル・マドリーを迎えるバルセロナだが、チームに漂う雰囲気は決していいとは言えない。前々節ホームでマラガにスコアレスドローを演じ、前節敵地アノエタで引き分けたため、首位レアルとは勝ち点6ポイント差という状況だ。

 バルセロナが抱える問題とは、何か。先発メンバーの固定が不調の原因になっていると語るのは、かつて会長選に立候補した経験のあるマリア・ミンゲージャ氏である。「バルサは即選手の獲得を補強方針に掲げていた。だが実際は過去2年間に8選手を獲得しながら、そのうち1人も先発に名を連ねられていない」。さらに、ミンゲージャ氏はライバルクラブを例に挙げて「マドリーは負傷者続出の状況でバランやイスコ、コバチッチ、ルーカス・バスケスらが活躍した。バルサではグループが2つに分かれているのが現状だよ」と補強への不満をあらわにした。

 元バルセロナMFのビクトル・ムニョス氏は、激しさが欠如していたと指摘する。「監督の責任ではない。チーム全体の責任だ。ソシエダ戦では、デュエルの部分で相手の方が激しかったし、集中していた。全選手が極限まで力を出し切らなけらば、日曜日のような試合は起こり得る」と話すムニョス氏。また戦術については「ビルドアップがうまく行かなかったのはソシエダ戦が初めてではない。アラベス戦、セルタ戦、マラガ戦でも同じような問題があった。ルイス・エンリケには修正するための選択肢があるが、いずれにせよ責任を監督一人になすり付けることはできない」と分析した。

「バルサの選手は代表戦を含め、膨大な数の試合をこなしている」と疲労の蓄積を問題視したのは元バルセロナGKのサルバドール・サドゥルニ氏だ。同氏は一方で、「試合のリズムを取り戻せれば問題ない。それほど気にすることではないだろう」とチームの立ち直りに期待している。

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