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ドルトムント、トゥヘルとの新契約交渉を保留か…フロントは“反省なし”の監督を擁護せず

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ドルトムントがトーマス・トゥヘル監督との契約更新をためらっている?

 ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督の能力が疑問視されることは、これまでほとんどなかった。だが、フロントは指揮官との新契約への交渉をためらっているのかもしれない。

 ブンデスリーガ第12節でフランクフルトに1-2で敗れたドルトムントは、今シーズン3つ目の黒星を喫し、7位に後退した。ドイツ紙『ビルト』によると、ドルトムント首脳陣の一部は、敗戦以上にトゥヘル監督が試合後会見で発したコメントに戸惑っているという。

 トゥヘル監督はフランクフルト戦後、不機嫌な様子でチームの低調なパフォーマンスを「タクティカル、テクニカル、メンタル、すべてが不足していた」と切り捨てていた。その一方で、自身の采配などについては触れず、監督としての反省の言葉を口にしなかった。それがドイツ複数メディアで、“性格面の課題”として取り上げられている。

 また通常はクラブの公式チャンネルを通じて会見の模様を配信するドルトムントだが、今回は配信を見送っている。過去には同じような状況において、トゥヘル監督を擁護していたハンス・ヨアヒム・バツケCEOやミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)も今回はコメントを控えている。

 これまでドルトムントは、トゥヘル監督と交わした2018年までの契約を来年の春までに更新する考えだと伝えられてきた。だが『ビルト』によると、クラブ側は新契約に向けた交渉を延期するという。現時点でフロントが交渉を中止することはないものの、慎重な姿勢を取りつつあるのは確かなようだ。

 現在リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督からドルトムント指揮官のポストを受け継いだトゥヘル監督。マインツを率いていた頃もそういった性格面の課題が指摘されていたことがあったが、ドルトムントでも2シーズン目で同様の課題を指摘する声が挙がっている。

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