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プレミア頂上対決はチェルシーが逆転勝利! ウィリアンは母国シャペコエンセに逆転弾を捧ぐ

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母国クラブの悲劇に哀悼の意を表すDFダビド・シルバとMFウィリアン

[12.3 プレミアリーグ第14節 マンチェスター・C 1-3 チェルシー]

 プレミアリーグは3日、第14節を行った。エティハド・スタジアムでは、マンチェスター・シティチェルシーが対戦し、3-1で勝利した。

 2連勝中のシティは、11月26日の第13節バーンリー戦から6人を変更。MFケビン・デ・ブライネやMFイルカイ・ギュンドアン、MFダビド・シルバらがスタメンに名を連ね、MFヤヤ・トゥレはベンチスタートとなった。対する7連勝中のチェルシーは、26日の第13節トッテナム戦から1人を入れ替え、MFネマニャ・マティッチに代えてMFセスク・ファブレガスを起用。セスクは9月24日の第6節アーセナル戦以来、今季2度目の先発出場となった。

 互いに今季新監督を招聘し、首位に立つチェルシーと勝ち点1差で3位のシティが激突。チェルシーは前半15分、ロングフィードが前線に入ると、FWペドロ・ロドリゲス、FWジエゴ・コスタとつないで、MFエデン・アザールがPA手前から右足を振り抜くも、わずかにゴール右に外れた。

 シティは前半21分、DFアレクサンダル・コラロフがドリブルでボールを運び、パスを受けたアグエロが左足で強烈なミドルシュートを放つ。さらに同25分、右サイドのFKからデ・ブルイネが精度の高いクロスを送ると、MFフェルナンジーニョがヘディングシュートを叩き込んだが、オフサイドで得点は認められなかった。

 それでも前半30分過ぎから流れは完全にシティに。同34分、右サイドからシルバが中央にボールを運び、左サイドからダイアゴナルランでPA左に走り込んだMFレロイ・サネに浮き球パスを通す。これをサネがダイレクトで中央に折り返し、アグエロが左足で合わせるも相手DFのブロックに阻まれる。それでも同45分、ペナルティーアーク内のアグエロが右に展開し、MFヘスス・ナバスが仕掛けてクロスを上げると、DFガリー・ケーヒルのオウンゴールを誘発し、1-0で前半を終えた。

 ラッキーな形で先制したシティは後半8分、DFマルコス・アロンソのパスをケーヒルとGKティボー・クルトワが譲り合い、これを見逃さなかったアグエロがボールを奪って右足シュートを放ったが、カバーに戻ったケーヒルにブロックされる。同12分には、右サイドのナバスの折り返しをファーサイドに走り込んだデ・ブルイネがスライディングで合わせたが、クロスバーを叩き、追加点を逃した。

 すると、チェルシーが同点に追いつく。後半15分、自陣からセスクが前線へロングパス。これをD・コスタが受け、DFニコラス・オタメンディと体を入れ替えて抜け出し、PA内から右足シュートをゴールに流し込んだ。さらにチェルシーは同25分、自陣PA内からカウンター発動。センターサークル付近でボールを受けたD・コスタの絶妙なスルーパスで途中出場のMFウィリアンが抜け出し、冷静に右足シュートを流し込んだ。ウィリアンは喪章を掲げ、11月28日にコロンビアで起きた航空機墜落事故の犠牲となった母国クラブ、シャペコエンセにゴールを捧げた。

 2-1と逆転に成功したチェルシーは後半40分に1ゴール1アシストと活躍したD・コスタを下げて、MFナサニエル・チャロバーを入れる。最後まで集中した守備をみせたチェルシーは同45分、再び切れ味鋭いカウンターが発動し、アザールが右足でダメを押し、3-1。終了間際にアグエロとフェルナンジーニョが一発退場となったシティとのプレミアリーグ頂上対決を制し、8連勝で首位をキープした。


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