5日、CONMEBOL(南米サッカー連盟)は、11月28日に飛行機事故に遭ったシャペコエンセにコパ・スダメリカーナのタイトルを授与することを発表した。

　この発表の一方で、コパ・スダメリカーナ決勝戦で戦う予定だったコロンビアのアトレチコ・ナシオナウに対し、フェアプレー賞を授与することを発表している。

　今回の飛行機事故はコパ・スダメリカーナ決勝の第1戦に向かう途中に起こったが、シャペコエンセの悲劇を受けて、アトレチコ・ナシオナウはCONMEBOLの会長アレハンドロ・ドミンゲス氏に対して、「コパ・スダメリカーナのタイトルをシャペコエンセに授けてください。大きな喪失があった彼らに捧げるべき栄誉であり、今回の事故に対して追悼の意味を込めた我々の敬意です」と書面で申し入れ、それが受け入れられた形となった。

　アトレチコ・ナシオナウにとっても今回のシャペコエンセの事故は痛ましいものとなったが、対戦相手であるシャペコエンセに対してのリスペクトの行動はサッカー界の内外から好意的意見が寄せられており、それが一つの形として示される結果となった。