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一歩間違えば大惨事…アーセナルファンがCL観戦後にバーゼル空港で足止め

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試合前に、飛行機事故で犠牲となったシャペコエンセの選手たちを追悼した両チームの選手たち

 アーセナルは6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループA第6節バーゼル戦に4-1で勝利した。今季なかなか出番を得られていないFWルーカス・ペレスがハットトリックを決めるなど、決勝トーナメントに向けて弾みがつく結果となったが、アウェーで行われたこの試合を観戦しにバーゼルへ来ていた数百人のアーセナルファンたちは思わぬ足止めを食らってしまったようだ。

 水曜日の午後に、隣国ドイツのニュルンベルクからバーゼルに向かっていた小型のプライベートジェットが空港への着陸に失敗。当時空港周辺には濃い霧がかかっていたようだ。

 これにより、試合後1泊して帰国しようと計画していた多くのアーセナルファンがこの事故による影響を受けることとなってしまった。この事故により一時的に滑走路が封鎖され、最大で24時間の遅れが生じた。SNS上では搭乗者の中に死傷者が出ているとも報じられている遅延の原因となった事故を悲しむ声が投稿されている。

 バーゼルとロンドン・スタンステッド空港を結ぶ便を運航する航空会社の1つ、ライアン・エアは公式サイトで「バーセル発ロンドン・スタンステッド行のフライトは、バーゼル空港の滑走路が一時的に封鎖されたことを受けて遅延が生じています」と、公式サイトで声明を発表している。

 この遅延を受けて当日中の出発をあきらめた一部のガナーズファンは空港近くのホテルで必死に空室を探しているようだ。一方で、一部の報道によれば、事故を起こした小型機はロンドンに向けて離陸する直前だったブリティッシュ・エアウェイズ機のすぐ近くで事故を起こしたとされる。

 先日はコロンビア・メデジン近郊でブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセの選手とクラブ関係者を乗せた飛行機が墜落するという悲劇的な事故が起こっている。今回の事故も一歩間違えれば多くのアーセナルファンを乗せた飛行機が事故に巻き込まれていた可能性もある。今後さらにこのような事故が起きないよう、航空関係者には今一度気を引き締めてほしいところだ。


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