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吉田の渾身ヘッドは決まらず…サウサンプトン、初出場ハポエルとドローもEL敗退

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吉田麻也の渾身のヘッドもゴールネットを揺らせず

[12.8 ELグループリーグ第6節 サウサンプトン 1-1 ハポエル・ベア・シェバ]

 ヨーロッパリーグ(EL)は8日、グループリーグ最終節を行った。K組のDF吉田麻也が所属するサウサンプトン(イングランド)はホームでハポエル・ベア・シェバ(イスラエル)と対戦し、1-1で引き分けた。この結果、サウサンプトンの敗退が決まった。センターバックでフル出場の吉田は、パワープレーに出た終盤に立て続けにヘディングシュートを放つも決めることはできなかった。

 すでにスパルタ・プラハ(チェコ)がグループリーグ突破、インテル(イタリア)の敗退が決まっているK組は、最終節となる今節でサウサンプトンとハポエルが決勝トーナメント進出をかけて対戦した。開始2分、サウサンプトンはMFネイサン・レドモンドの左CKからFWチャーリー・オースティンがヘディングシュート。同36分には、レドモンドがPA手前からコントロールショットを放つも相手GKの好セーブに阻まれた。

 すると、サウサンプトンは直後に左CKから相手と競り合いながらヘディングシュートを放ったオースティンが着地した際に受け身を取れず、右肩を負傷。FWシェーン・ロングとの交代を余儀なくされた。スコアレスで折り返した後半もサウサンプトンが主導権を握るも、なかなか決定的な場面を作れないでいると、後半34分に痛恨の先制点を許してしまう。

 前節でインテルを敗退に追いやったハポエルは、PA手前で相手のパスが短くなったところを見逃さずボールを奪うと、MFユバル・シャブタイのパスをMFマオロ・ブサグロが右足ダイレクトで左サイドネットに突き刺し、先制点。直接対決で優位となるアウェーゴールを奪った。

 追うサウサンプトンはパワープレーに出ると、後半44分にPA左からMFドゥサン・タディッチが上げたクロスを吉田が打点の高いヘッドで合わせるも相手GKの正面。それでも同アディショナルタイム1分、左サイドからのクロスのこぼれ球をDFフィルヒル・ファン・ダイクが右足で流し込み、同点に追いつく。同アディショナルタイム3分には、吉田が惜しいヘディングシュートを放つも、試合は1-1のまま終了。勝ち点は8で並んでいるが、直接対決の差でEL初出場のハポエルがグループリーグ突破を決めた。


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