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レスターがバーディのハットトリックでシティ撃破! 低調リーグ戦で6戦ぶり白星

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9試合ぶりのゴールを含む、ハットトリックの活躍で勝利に貢献したジィエミー・バーディ

[12.10 プレミアリーグ第15節 レスター・シティ4-2マンチェスター・C]

 プレミアリーグは10日、第15節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでマンチェスター・シティと対戦し、4-2で勝利した。2試合連続でベンチスタートとなった岡崎は、後半33分から途中出場した。

 リーグ戦で5試合白星(2分3敗)がないレスターは、7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のポルト戦からDFウェズ・モーガンを除く10選手を変更。2トップはFWイスラム・スリマニとFWジェイミー・バーディが組んだ。一方、シティは前節チェルシーとの首位攻防戦でFWセルヒオ・アグエロとMFフェルナンジーニョが退場。欧州CLセルティック戦から6人を代え、3-4-3の布陣でこの試合に臨んだ。

 試合は開始早々に動く。前半3分、スリマニのスルーパスを受けたバーディが抜け出し、GKとの1対1を冷静に制し、レスターが先制に成功する。スタジアムがエースの11試合ぶりのゴールに沸く中、その2分後にも歓喜が訪れる。左サイドのロングスローからPA内でDFロベルト・フートが競り勝ったボールをスリマニが丁寧に後方に落とし、PA手前からMFアンディ・キングが右足一閃。ゴール左隅を捉えた強烈なシュートがGKクラウディオ・ブラーボの手を弾き、ゴールネットに吸い込まれた。

 開始5分でまさかの2失点を喫したシティは、雨の影響からか、パスミスが目立ち、テンポ良く攻め込むことができない。すると、前半20分に追加点を許してしまう。キングのロングフィードからMFリヤド・マフレズが絶妙なダイレクトスルーパスをゴール前に送り、これに反応したバーディが飛び出したGKブラーボをかわして無人のゴールに流し込んだ。

 3-0で前半を終えたシティは、後半の立ち上がりから攻め込むも、同5分のMFケビン・デ・ブライネのシュートはわずかにゴール右に外れ、同12分にはPA内でテンポ良くMFダビド・シルバ、デ・ブルイネ、FWケレチ・イヘアナチョとつないで、最後はMFイルカイ・ギュンドアンが右足シュートを放つも枠を捉えきれず、なかなか得点差を縮めることができない。

 押し込まれる時間が続くレスターは後半33分にスリマニに代えて岡崎を投入する。すると、直後に相手のミスから追加点が生まれた。右サイドの深い位置でボールを受けたDFジョン・ストーンズにマフレズがプレッシャーをかけ、中途半端なバックパスを誘発。これを見逃さなかったバーディがこれを奪うと、PA右端まで飛び出していたGKブラーボをかわして角度のないところから右足シュート。ボールは左ポストの内側に当たり、相手DFにクリアされたが、ゴールラインテクノロジーでラインを越えていたと判断され、4-0と試合を決定づけた。

 今季リーグ戦で最多失点となったシティは、後半37分にDFアレクサンダル・コラロフの鮮やかなFKで1点を返すと、終了間際の45分には、左からコラロフがダイレクトで折り返したボールを途中出場のFWノリートが右足でゴールネットを揺らし、2点を返すも時すでに遅し。バーディのハットトリックの活躍などで、レスターが4-2で逃げ切り、リーグ戦6試合ぶりの勝利をおさめた。一方のシティは公式戦3試合白星なし(1分2敗)となった。


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