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レアルへの挑戦権を手に入れたのはクラブ・アメリカ!! アジア王者・全北に逆転勝利で準決勝へ

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逆転勝利を収めたクラブ・アメリカレアル・マドリーの待つ準決勝に駒を進めた

[12.11 クラブW杯準々決勝 全北現代1-2クラブ・アメリカ 大阪]

 FIFAクラブワールドカップ2016の準々決勝が11日、市立吹田サッカースタジアムで行われ、10年ぶり2度目の出場となるアジア代表の全北現代(韓国)と2年連続3度目の出場となる北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)が対戦。前半に1点を先行されたクラブ・アメリカが後半に2点を奪い、2-1の逆転勝利を収めた。準決勝に駒を進めたクラブ・アメリカは15日に横浜国際総合競技場で欧州代表のレアル・マドリー(スペイン)と対戦する。

 序盤から両チームともに相手守備を攻略し切れずになかなか決定機を創出できないが、前半23分に全北が先制に成功する。FWキム・シヌクのパスから最終ラインの裏を突いたDFパク・ウォンジェが左サイドから折り返すと、ゴール前に走り込んだMFキム・ボギョンが冷静にネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 1点を先行されたクラブ・アメリカは同31分、ミドルレンジからFWシルビオ・ロメロが強烈なシュートでゴールを脅かすも、GKホン・ジョンナムが触れたボールはクロスバーに弾かれて同点ゴールを奪うには至らず。追加点を狙う全北は同38分、FWエドゥーとのパス交換からPA内に進入したキム・ボギョンが左足シュートを放ったが、ボールはわずかにゴール右に外れてしまった。

 1-0と全北がリードしたまま後半を迎えると、クラブ・アメリカはMFホセ・ゲレーロとFWミカエル・アロージョをピッチへと送り込み、システムを5-3-2から4-2-3-1に変更して状況を打開しようと試みる。すると後半13分、左サイドから送られたクロスをFWシルビオ・ロメロがヘディングで叩き込み、クラブ・アメリカが試合を振り出しに戻した。

 ともに勝ち越しゴールを狙う中、後半29分にミカエル・アロージョが蹴り出したCKの流れから、最後はFWシルビオ・ロメロが右足シュートでネットを揺らし、クラブ・アメリカが逆転に成功。1点のリードを許した全北は同32分にFWイ・ドングッとMFコ・ムヨルを同時投入して反撃を試みるが、クラブ・アメリカが体を張った守備でしのぎ切り2-1の逆転勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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