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ビッグセーブ連発の守護神!! 鹿島GK曽ヶ端「僕が止めたけど…」

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好セーブを連発して完封勝利に導いた鹿島アントラーズGK曽ヶ端準

[12.11 クラブW杯準々決勝 マメロディ・サンダウンズ0-2鹿島 大阪]

 守護神がアフリカ王者の前に立ちはだかった。序盤からマメロディ・サンダウンズの猛攻にさらされた鹿島アントラーズだが、得点を許さない。相手チームの決定機を防ぎ続けたのが、最後方に構えるGK曽ヶ端準だった。

 まずは前半13分、FWカマ・ビリアトのスルーパスからPA内に進入したMFタペロ・モレナのシュートを好反応を見せてストップ。さらに同29分には縦パス一発で抜け出したMFパーシー・タウとの1対1に落ち着いて対応してゴールを守り、同35分にはMFサムエル・マブンダに強烈なミドルシュートを枠内に飛ばされるも横っ飛びのセーブで弾き出した。

 次々と訪れる危機をしのいだ守護神は、「シュート自体のスピードは、それほど速かったわけではなかった」と語りつつ、チームメイトのサポートがあったからこそ、ゴールを守り抜けたと振り返る。

「ディフェンスの選手がしっかり相手に寄せて、プレッシャーを掛けてくれた。僕が止めはしましたが、そういう小さい積み重ねがないと、シュートを止めるのは難しい」

 すると、前半のシュートゼロに抑えられた攻撃陣が、後半に入ると守護神の奮闘に応える。後半18分に鮮やかな連係からMF遠藤康が先制点を奪うと、同43分にはFW金崎夢生がダメ押しゴールを決めて2-0の勝利。完封へと導いた曽ヶ端は「結果を残せないと、より難しいプレッシャーの掛かったゲームを経験できなかった。ゼロに抑えられたのは大きいし、難しいゲームをモノにできて良かった」と胸をなで下ろした。

(取材・文 折戸岳彦)

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