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[MOM1971]阪南大高FW木戸口蒼大(3年)_選手権予選決勝の悔しさぶつけた10番、今度は勝利導く2発!

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前半43分、阪南大高はFW木戸口蒼大が右足で先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.16 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 阪南大高 2-0 桐光学園高 呉市総合スポーツセンター多目的G]

 阪南大高は濱田豪監督が「いい位置、点取れる位置にいれる子です」と評するストライカーが2発。10番を背負うFW木戸口蒼大がチームを強豪・桐光学園高撃破へ導いた。

 まずは前半43分、「島田直樹が打つと思っていたので、こぼれ球をずっと狙っていました」という木戸口は、右サイドからPAへ縦に仕掛けたMF島田直樹のシュートのこぼれ球を右足1タッチでゴールへ沈めて先制点を奪う。

 さらに後半32分にもポストプレーで崩しにかかわりつつ、PAでのこぼれ球を予測してそれに素早く反応。再び右足でゴールを破って2点目を決めた。その後も前線でキープ力を発揮。3点目のチャンスを決めることはできなかったが、両チーム最多のシュート5本を放ち、快勝に貢献した。

 木戸口は選手権大阪府予選決勝(対東海大仰星高)で0-3とリードされた状況から2得点。だが、チームはあと1点を奪うことができずに2-3で敗れた。「(自分は2ゴールを)決めたんですけど、『もっとできたかな』って。強引にシュート打って行く場面が少なかったんで悔しい思いを持ったまま。(きょうは)その気持ちを持ってやりました」。その積極性がこの日シュート5本を打たせ、チームの勝利に繋がった。

 阪南大高に入学し、「勝負に対する気持ちとか点取りたい気持ちとか学びました」という木戸口。高校生活最後の公式戦であるプレミアリーグ参入戦2回戦の新潟明訓高戦へ向けて「今までやってきたことを最後の1試合で出し切りたいです。自分で点決めて勝ってプレミア昇格したいです。後輩のためにも最後頑張ります」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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