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鹿島は「秩序があり、とても走る」 ジダン、監督として3つ目のタイトル目指す

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監督として3つ目のタイトル獲得が懸かるジネディーヌ・ジダン監督

 クラブW杯決勝を翌日に控えた17日、試合会場の横浜国際総合競技場で公式会見が行われ、2年ぶり2度目の優勝を目指すレアル・マドリー(スペイン)のジネディーヌ・ジダン監督が出席し、「このカップはとても重要だ。良いサッカーをしたい。対戦相手も我々を苦しめると思うが、準備は万全だ」と決意を述べた。

 準決勝のクラブ・アメリカ戦(2-0)は苦しみながらも勝利。「木曜日の試合(準決勝)はあまりよくなかった。長旅の影響もあったし、ピッチの状態に関しても準備ができていなかった。しかし、今は大丈夫。決勝に向けては準備万端だ」と強調した。

 公式戦無敗記録を「36試合」に伸ばして迎える決勝の相手はJリーグ王者の鹿島アントラーズだ。「ファイナルに来る前に自分たちは準決勝を戦ったが、相手は3試合している。そこで頑張ってきたから、ファイナルに出る」。オセアニア代表のオークランド・シティ(ニュージーランド)、アフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)、南米代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)を打ち破ってきた鹿島をリスペクトしつつ、冷静に分析した。

「対戦相手の試合はたくさん見た。秩序のあるチームで、とても走っている印象がある。明日も同じ展開になると思う。この言い方がいいのか分からないが、均衡を破るような、そういう試合にはしたくない。決勝に勝つために臨む。自分たちのベストなプレーをしたい」

 現役時代、クラブW杯の前身にあたるインターコンチネンタル杯を2度制覇。96年にはユベントスの選手として、02年にはレアルの選手として来日し、タイトルを勝ち取った。選手として数々のトロフィーを手にしてきたジダン監督。指導者として昨季のUEFAチャンピオンズリーグ、今季のUEFAスーパー杯に続く3つ目のタイトル獲得が懸かっている。

(取材・文 西山紘平)

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