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鹿島に賛辞送るジダン「リーガでプレーできる選手は何人かいた」

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指導者として3つ目のタイトル獲得となったジネディーヌ・ジダン監督

[12.18 クラブW杯決勝 R・マドリー4-2(延長)鹿島 横浜]

 選手として、監督としてクラブ世界一の栄冠を勝ち取った。現役時代、クラブW杯の前身にあたるインターコンチネンタル杯を2度制覇したレアル・マドリージネディーヌ・ジダン監督。96年にユベントスの選手として、02年にレアルの選手として来日し、タイトルを勝ち取っており、みたび日本で世界の頂点に立った。

「タイトルはいつも重要だ。苦しめられることは予想していたし、簡単なファイナルにはならないと思っていた。相手は走り回り、果敢に戦った。その戦いに勝ってタイトルを取れたことはうれしい。長旅の末にカップを持ち帰ることができてうれしい」

 指導者として、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ、今季のUEFAスーパー杯に続く3つ目のタイトル獲得。その道のりは簡単ではなかった。前半9分に先制しながらMF柴崎岳の2ゴールで一時は逆転を許す苦しい展開。それでも後半15分にPKで2-2の同点に追いつくと、延長戦の末、Jリーグ王者の鹿島を振り切った。

 試合後の記者会見では「鹿島の選手でスペインに連れて帰りたい選手はいたか?」との質問も出たが、「リーガでプレーできるのではないかと思う選手は何人かいた」と回答。しかし、具体名については避け、「うちのチームには24人の選手がいて、すでに満杯だ」と、冗談交じりにかわしていた。

(取材・文 西山紘平)

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