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悔やまれたPK献上…鹿島DF山本脩斗「タイミング的にはないと…」

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FWクリスティアーノ・ロナウドと競り合うDF山本脩斗

[12.18 クラブW杯決勝 R・マドリー4-2(延長)鹿島 横浜]

 ワンプレーが悔やまれた。MF柴崎岳の2ゴールで2-1と逆転に成功した鹿島アントラーズだが、直後の後半13分、MFルーカス・バスケスにPA内への進入を許すと、横からチャージしたDF山本脩斗のプレーがファウルを取られた。

「映像を見てないので分からないけど、タイミング的には(ファウルは)ないと思った」。痛恨のPK献上。これをFWクリスティアーノ・ロナウドに決められ、2-2の同点に追いつかれた。「(PKを)取られてしまったので、そのあともう1点を取ろうと思ったけど、延長に入って一瞬の隙を突かれた」。延長前半8分、最終ラインの乱れを突かれ、2-3。同14分にはC・ロナウドにハットトリック達成となるダメ押しゴールを決められた。

 最後は2-4というスコアだったが、欧州王者のレアルを延長戦まで追い詰め、世界を驚かせた。「(レアルには)思ったとおりの強さと速さがあったけど、その中でもやれるところはあった。組織としてはうちの良さを120分間出せたと思う」。世界への挑戦は終わったが、まだシーズンは終わっていない。24日に控える天皇杯準々決勝・広島戦(カシマ)に向け、「そこは自信を持って、天皇杯はすぐにある。切り替えて頑張りたい」と、次なる戦いに視線を向けた。

(取材・文 西山紘平)

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