beacon

乾が相手GKを退場に追いやるもドロー決着…エイバルは3戦白星なしで2016年を終える

このエントリーをはてなブックマークに追加

相手GKを退場に追いやるなど、見せ場を作った乾貴士

[12.18 リーガ・エスパニョーラ第16節 レガネス1-1エイバル]

 リーガ・エスパニョーラは18日、第16節を行った。MF乾貴士が所属するエイバルは敵地でレガネスと対戦し、1-1で引き分けた。8試合連続で先発出場を果たした乾は、後半25分までプレーし、相手GKの退場を誘発するなど見せ場を作った。

 エイバルは前半13分、FWセルヒ・エンリチのミドルシュートはGKイアゴ・エレリンに防がれるが、こぼれ球に詰めた乾が右足ダイレクトで狙うも、再びGKエレリンに止められ、先制点とはならなかった。すると、同23分にDFアントニオ・ルナのバックパスに反応したFWミゲル・アンヘル・ゲレーロにボールを奪われ、冷静にゴールに流し込まれてレガネスに先制点を許した。

 それでも前半26分、エンリチのスルーパスで抜け出した乾が、PA外まで飛び出したGKエレリンと激しく接触。これのプレーでGKエレリンにレッドカードが提示され、エイバルは数的優位に立った。キレのある動きをみせる乾は、同34分に左から切れ込んで倒されるも、シミュレーションを取られ、警告を受ける。同38分には、左CKからのセカンドボールを右足ダイレクトボレーで合わせるもゴール上に外れ、前半のうちに追いつくことはできなかった。

 後半は1人少ないことを感じさせないレガネスの攻守にエイバルは苦しんだ。同16分、左CKからDFフロリアン・ルジュンがフリックしたボールをMFゴンサロ・エスカランテがヘッドで合わせるも枠を外れる。さらに同25分には、右サイドからDFアナイス・アルビージャが上げたクロスをMFペドロ・レオンが押し込み、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

 なかなか数的優位をいかせないエイバルは、直後の後半25分に乾に代えてFWベベをピッチに送り込む。すると、同31分にPA手前左からベベが豪快に右足ミドルシュートを放つと、相手DFの足に当たり、ドライブ回転がかかったボールがゴール直前で鋭く落ち、同点のゴールネットを揺らした。これで勢いに乗ったエイバルだったが、逆転ゴールを決めることができず、1-1のまま試合終了。エイバルは2試合連続の引き分けで、3試合勝利なし(2分1敗)で年内ラストゲームを終えた。


●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集
●欧州組完全ガイド

TOP