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インカレ決勝の観衆5850人…優勝監督持論「もっと集められる」「大学サッカーを注目される存在に」

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インカレ決勝の観衆は5850人だった

[12.18 全日本大学サッカー選手権(インカレ)決勝 日体大0-8筑波大 駒場]

 筑波大(関東2)が13年ぶり9回目の優勝。35年ぶりの優勝を目指した日本体育大(関東3)との古豪対決を制し、今冬の大学チャンピオンに輝いた。

 決勝は思わぬ大差がついた。今季リーグ戦の対戦は日体大の1勝1分。アミノバイタル杯では筑波大が勝利していたため、勝敗は全くの五分だった。

 この日も序盤、勢いよく入ったのは日体大で、前半12分には中央を勢いよく突破したDF高野遼(4年=横浜FMユース)のシュートがクロスバーを直撃。筑波大の小井土正亮監督も「高野選手のシュートが入っていれば分からなかった」と話した。

 浦和駒場スタジアムに詰めかけた観衆は5850人。さらにバックスタンドは関東リーグに所属する学生に動員をかけたもので、今年を締めくくる大学頂上決戦という位置づけを考えると、寂しい数字となった。

 これについて小井土監督は「もっと集められると思うんですよね」と持論を展開。高校生の時に5万人を集める全国選手権の決勝を戦ったDF鈴木大誠(2年=星稜高)やMF鈴木徳真(2年=前橋育英高)らが出場していた試合とあって、「彼らはそれだけの価値があるプレーをしてくれていると思う。大学サッカーをレベルアップさせて、注目される存在になっていきたい」と力を込めた。 

(取材・文 児玉幸洋)

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