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香川、復帰戦アシストも3戦連続ドロー「一人ひとりがネガティブになっている」

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復帰戦で今季初アシストを記録したMF香川真司

[12.20 ブンデスリーガ第16節 ドルトムント1-1アウクスブルク]

 ブンデスリーガは20日、第16節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでアウクスブルクと対戦し、1-1で引き分けた。7試合ぶりに先発復帰した香川は後半2分に同点ゴールをアシスト。年内最終戦で今季初アシストを記録し、後半26分までプレーした。

 1点ビハインドで折り返した後半立ち上がりの2分、MFユリアン・バイグルの縦パスをMFウスマン・デンベレがワンタッチで落とすと、香川が中央からドリブルで運び、自分を追い越していくデンベレにラストパス。PA内に走り込んだデンベレが倒れ込みながらも左足でゴール左隅に流し込んだ。

「あいつの速さが生きたゴールだったと思う」と、自身の今季初アシストにもデンベレを称えた香川。10月29日のシャルケ戦で右足首を負傷すると、11月22日の欧州CLレギア・ワルシャワ戦で復帰したが、再び離脱し、この日が約1か月ぶりの復帰戦だった。

「痛みはあるけど、練習もやれていたし、今年最後の試合なので、(先発かベンチか)どちらにしろしっかり準備はしていた。スタメンは半々かなという感じはしていた」。先発が分かったのは試合当日。FWピエール・エメリク・オーバメヤンの背後でデンベレと2シャドーの位置に入り、ゴールを目指したが、前半30分、後半14分のチャンスではいずれもシュートを決め切れなかった。

 チームもこれで3試合連続ドロー。乗り切れないまま前半戦を終え、ウインターブレイクに入る。「うまくいってないし、攻守においてチームとしてやりたいサッカーが連動できていないのかなとは感じた」と振り返る香川は「チームとしてもっと自信を持って、自分たちのサッカー、スタイルを表現していかないといけないのかなと思う。今は一人ひとりがネガティブになったり、自信がなかったりしているけど、若い選手も多いので、そういう選手をもっとチームとして生かしながら、躍動感のあるサッカーを見せたい」と、課題を口にした。

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