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乾、前節レガネス戦のプレーを地元メディアが絶賛…「騎馬隊のような突進」「彼に倣うべき」

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エイバルのMF乾貴士

 エイバルMF乾貴士は、リーガ・エスパニョーラで確実に評価を高めている。地元メディア『バベル』が前節レガネス戦の乾のプレーを絶賛した。

 2016年最後のリーガの試合で、レガネスに1-1と引き分けたエイバル。敵地での勝ち点1獲得は悪い結果ではなかったが、26分に相手GKイアゴ・エレリンが退場したことから顧みれば、この試合では白星が欲しかったところだ。

 地元メディアではエイバルイレブンのパフォーマンスが批判されている。そんな中、光明を見いだしたのは乾だった。『バベル』には次のように記載されている。

 10人となったレガネス相手に薄い内容で、勝ち点1の結果は骨抜きにされた。だがクリスマス休暇前にポジティブな要素にも目を向けたい。乾の存在だ。乾はホセ・ルイス・メンディリバル監督の下で完全に先発に定着した。先週の日曜日の試合で際立った活躍を見せたのは彼だけだGKエレリンの退場を誘発して、DFルナのミスによる失点を帳消しにした。

 乾の騎馬隊のような突進が相手GKの退場につながった。わずかに触れただけで、乾は空中で一回転。そのアクションを見た主審はレッドカードの提示を厭わなかった。ただ、その数分前に日本人MFが決定機を逸したのは忘れてはならない。

 エレリンの退場で試合展開は180度変わった。エイバルは昇格組レガネスを自陣に釘付けにしたが、洞察力を欠いたプレーに終始した。唯一光を放っていたのは乾だ。彼はいつものように左サイドでの突破、スルーパスでのチャンスメークを狙っていた。

 最終的には、その乾と交代でピッチに入ったベベが同点弾を叩き込み試合を振り出しに戻した。そうして、また一歩残留に近づく勝ち点1を獲得することには成功した。だが、次はホームにアトレティコ・マドリーを迎える一戦だ。この挑戦を前に、エイバルの選手たちは乾に倣わなければいけない。

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