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“神ってる”GK曽ヶ端がPKストップ! 世界2位・鹿島が赤崎V弾で広島破り4強入り

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鹿島が4強入りを決めた

[12.24 天皇杯準々決勝 鹿島1-0広島 カシマ]

 天皇杯準々決勝が24日に行われた。カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズサンフレッチェ広島が対戦し、1-0で鹿島が勝利。2012年以来、4大会ぶりの4強入りを決めた。なお、29日に行われる準決勝では横浜F・マリノスと対戦する。

 チャンピオンシップ(CS)、クラブW杯とタイトな日程が続いた鹿島は、18日のクラブW杯決勝レアル・マドリー戦に出場したMF柴崎岳やFW金崎夢生、DF西大伍が欠場。DF昌子源やGK曽ヶ端準らが引き続きスターティングメンバーに名を連ねた。一方、先月12日の天皇杯4回戦以来の公式戦となった広島は、名古屋への移籍が決まっているFW佐藤寿人、今季限りで現役を引退するMF森崎浩司がベンチスタート。また、DF千葉和彦や得点王のFWピーター・ウタカはメンバー外となっている。

 試合は前半12分にPA内からMF遠藤康が左足シュートを放つなど、序盤は鹿島のペースだった。だが、徐々に広島が本領を発揮すると、同18分に決定機。DF塩谷司のスルーパスで完全に裏に抜け出したMF柴崎晃誠がPA内から左足を振り抜くも、懸命に戻ったDF伊東幸敏のプレッシャーを受けて枠を外してしまう。その後も得意のカウンターから何度も鹿島ゴールに迫ったが、前半のうちに先制点を挙げることはできなかった。

 スコアレスで迎えた後半12分に試合が動く。前半は耐える時間が続いた鹿島は、MF小笠原満男がPA右へ浮き球パスを送る。これに反応したMF中村充孝は相手DFに囲まれシュートは打てなかったが、FW赤崎秀平が角度のないところから右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 さらに攻め込む鹿島だが、後半17分に昌子がMF柏好文をPA内で倒してしまい、PKを献上。同点のピンチだったが、クラブW杯でも再三のビッグセーブで鹿島を世界2位に導いたGK曽ヶ端が、MFアンデルソン・ロペスのPKを完全に読み切り、弾き出す。さらに同20分にもアンデルソンの低い弾道のシュートを浴びたが、GK曽ヶ端がしっかりキャッチし、得点を許さなかった。

 同点に追いつきたい広島は後半30分、柴崎の右CKからDF野上結貴が競ってこぼれたボールをFW皆川佑介が右足シュート。これが枠を外れると、同34分に森保一監督はMF丸谷拓也を下げて、佐藤を投入。さらに同43分にはFW宮吉拓実をピッチに送り出したが、昨年のクラブW杯で3位の広島は最後まで追いつくことができず、0-1で敗退が決まった。


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