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[MOM1986]武南FW大山諒(2年)_「決勝に行って見返す!」 前線からの守備で貢献も譲れない得点

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武南高のFW大山諒は最終日での活躍を誓う

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯1st(トップ)決勝リーグ第2グループ第2節 武南高1-0桐光学園高 ジャーニィー土合グラウンドA面(人工芝)]

 取材に応じてくれた武南高のFW大山諒は、チームメイトから愛のある“いじり”を受けていた。今大会無得点。それでも前線からボールを追いかけ、相手のミスを誘発するなど、チームのために汗を流していた。だが、前線の選手として得点は欲しい。「明日、決勝に行って見返す!」と最終日に向けて力強く宣言した。

 大山の持ち味は裏への抜け出しだ。「そこからのドリブルだったり、シュートに持ち込む形だったりが自分の武器」。そのため、右サイドでの起用が多かったが、この試合では、足もとの技術に長けた桐光学園高を相手にトップで起用された。

 前線からの守備だけでなく、持ち味の抜け出しであったり、キレ味鋭いドリブルであったり、何度も見せ場を作っていた。しかし、得点を決めることはできず、チームは後半9分にFKからMF鶴田雄大が入れたボールをMF永野駿がヘッドで合わせて、1-0で勝利。これで2連勝とし、FINAL GAME(決勝戦)進出に王手をかけた。

 しかし、大山としては満足できない。「ドリブルとか通用したところが多かったので、収穫が多かった」と語った一方で、「個人としては点を取りたい」。そう本音を漏らすアタッカーは、最終日に今大会で経験したことを全部ぶつけるつもりだ。「優勝という形で監督を胴上げしたい。優勝すると(チームの伝統として)胴上げっていうのがあるらしいので、最近取れていないので胴上げしてあげたいですね」。指揮官のためにも、自分のためにも最高の形で本大会を締めくくる。

(取材・文 清水祐一)
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