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[横山杯]好守で市船封じた法政大二が来季へ繋がる1勝

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法政大二高が強豪・市船を撃破

[12.29 横山杯1st(トップ)決勝第1グループ第3節 市立船橋高 0-1 法政大二高 ジャーニィー土合グラウンドA面(人工芝)]

 来年度の躍進を狙う強豪校の1、2年生たちが「サッカータウン波崎」で力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」の1st(トップ)Divisionは29日午前、決勝リーグ最終節を行い、法政大二高(神奈川)が市立船橋高(千葉)に1-0で勝利。決勝リーグ初勝利を挙げて今大会を終えた。

 決勝点を挙げたFW伊藤嘉哉が「(決勝リーグ初戦の)鹿島学園戦を0-7で負けてしまって、実践学園戦も惜しい試合(2-3)で負けてしまって、最後全員で勝とうと思っていて、雰囲気よく行けたので良かった」と振り返っていたが、前日の2敗を引きずることなく、試合に臨んだ法政大二が強豪・市立船橋から白星をもぎ取った。

 特に効いていたのが、前線からのプレッシング。個々の技術高い市立船橋に剥がされてゴール前までボールを運ばれるようなシーンもあったが、中盤、最終ラインの選手たちが前向きの状態で何度もインターセプトしていた。

 またGK鵜飼颯大や昨年からの主軸CB山下信太郎の好守など無失点で試合を進めた法政大二は、MF佐々木俊樹がインターセプトから決定的なシュートを放つなど市船ゴールへ迫る。対する市立船橋もGK田中悠也が至近距離からのシュートをセーブするなど得点を許さない。だが、法政大二は後半17分、右CKの流れから攻めて最後はシュートのこぼれ球に反応した伊藤が先制点を奪った。

 この1点によって法政大二が1-0で勝利。伊藤は「守備はチーム全体で取りに行けたのでそれが良かったと思います。相手が退場したというのもあるんですけど、しっかり先制点を取れたというのと失点しないように声を掛け合えたのが良かった」と勝因を口にし、「法政の強さはやっぱり粘り強さだと思うので守備のところから入って、相手を守備とかから圧倒して粘り強く勝てるチームになっていきたいです」とベスト4へ入った今年の選手権予選以上、全国を目指す来季への意気込みを語った。

(取材・文 吉田太郎)
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