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地元メディアがまたも乾を称賛…2016年の活躍を評価「エイバル加入後最高の状態」

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エイバルの主力に定着したMF乾貴士

 エイバルMF乾貴士が、地元メディア『バベル』から称賛されている。

『バベル』は2016年の終わりにエイバル各選手の同年の評価を記している。乾については以下のように記載された。

 2015年夏にクラブレコードとなった移籍金でエイバルに加入した乾。周囲は当初、日本代表にも定着していない彼に懐疑的だった。移籍1年目のシーズン、前半戦は不安定なパフォーマンスを続け、商業的な意味合いでの獲得だったと考える者もいたほどだ。

 だが2016年になり、シーズン後半戦から乾は本来の力を見せ付けていく。「新しい年に、新しい人生を」という言葉通り、ホセ・ルイス・メンディリバル監督の信頼を徐々に勝ち取って最終的にレギュラーの座を確保した。

 乾はリーガ・エスパニョーラに適応するための1年目を終え、今季移籍2年目を迎えた。だが彼に難癖をつける必要はなかった。メンディリバル監督の下で完全なる主力と化し、エイバル加入後最高の状態を維持してライバルたちの悩みの種になり続けたからである。

 乾の2016年は数字の上で傑出してわけではない。アシスト数は「5」と良い結果を残しているが、得点数に関しては今季無得点。しかしサポーターが彼に期待しているのは数字ではない。スピード、突破力、縦への推進力、対戦相手の守備に綻びを生じさせることが彼には求められている。その点で日本人MFは常にエイバルの攻撃の起点になっていたと言える。

 エイバルは現在8位とヨーロッパリーグ出場権獲得を争える位置にいる。コパ・デル・レイではベスト16に進出。そして乾は定位置を奪い、最優秀外国人選手賞にノミネートされる活躍を見せた。


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