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[MOM2015]青森山田MF高橋壱晟(3年)_全国2冠狙うナンバー10「絶対に負けない自信がある」

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ジェフユナイテッド千葉への加入内定が決まっている青森山田高(青森)MF高橋壱晟(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 鵬翔0-5青森山田 NACK]

 試合の流れを大きく引き寄せる先制点を叩き込んだ。ジェフユナイテッド千葉への加入内定が決まっている青森山田高(青森)のナンバー10、MF高橋壱晟(3年)は「いい形で決められて良かった」と今大会初ゴールを振り返った。

 前半3分の危機をGK廣末陸(3年)の好セーブでしのいだ青森山田に先制点がもたらされたのは、同7分だった。MF住永翔(3年)が送ったパスの流れからFW鳴海彰人(3年)が放ったシュートはGK原田健次郎(3年)にストップされたものの、こぼれ球に走り込んだ高橋がきっちり蹴り込んでスコアを1-0とした。

「初戦は全体的に硬くなるけど、自分や陸のように去年も出場した選手が活性化したいと思っていた。先制点が大事だと思っていたし、それが早い時間帯に取れて良かった」

 その後もインサイドハーフの位置から正確なパスで攻撃を組み立てるだけでなく、前線まで顔を出してゴールを伺い、MF住川鳳章(3年)とともにプレースキッカーも任されるなど攻撃をリード。前半34分に警告を受けていた影響もあって後半31分にピッチを後にしたが、十分な存在感を示しての5-0の勝利に「得点差よりも勝つことが大事。とにかく勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべる。

 高円宮杯チャンピオンシップを制し、全国2冠を狙うチームは翌3日の3回戦で同じく東北勢の聖和学園高(宮城)と対戦する。ドリブルで果敢に攻め込んでくる相手に「聖和は独特なサッカーをしてくる」と警戒を示しつつも、「東北対決だし負けられない。自分たちのサッカーをすれば絶対に負けない自信がある」と必勝を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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