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伊メディア、5年前の本田圭佑移籍破談を回想「本田に待ちぼうけ、代役の加入は幸運」

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本田圭佑

 2012年の1月移籍市場で起きた日本代表のMF本田圭佑のラツィオ移籍破談について、イタリアのラツィオ情報サイト『Lazio Press』が回想している。

 5年前の2012年冬の移籍市場で、当時CSKAモスクワに所属していた本田はラツィオ移籍が目前

 トップ下の選手の補強を希望するラツィオのエドアルド・レヤ監督と、ロシアリーグからのステップアップとしてセリエAの強豪クラブへ加入を考えていた本田側との思惑は一致していたと見られる。

 当時25歳の本田はCSKAで主力選手として活躍し、ワールドクラスのビッグネームとして、ラツィオサポーターからも加入を期待されていた。

 しかし、移籍交渉は最終段階で破談となった。そのため、ラツィオは急遽、チェゼーナから当時24歳だったMFアントニオ・カンドレーバを獲得した。

 大型補強を望んでいたサポーターにとって、リーグ戦で最下位を争うチェゼーナの選手を本田の代役とされても、「誰も来なかったようなもの」だったという。

 イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』も当時、「あれだけ騒いでカンドレーバ」との見出しで、ラツィオの補強を揶揄していた。

 しかし5年たった今、1986年生まれの本田と1987年早生まれのカンドレーバは年齢が変わらないながらも、状況は逆転した。カンドレーバはラツィオ移籍後も徐々に実力を発揮し、イタリア代表に定着した。今シーズンはイタリアのビッグ3であるインテルへ移籍し、レギュラーの座をつかみ取っている。

 一方で本田は今シーズン、ビンチェンツォ・モンテッラ監督率いるミランで構想外となり、ベンチを温める日々が続いている。

 5年前は本田の「代役」として加入を批判されながらも、ラツィオで見事に成長を遂げたカンドレーバについて、次のように評している。

「本田に待ちぼうけ、幸運なことにカンドレーバが来た」

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