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名古屋加入の佐藤寿人、赤いネクタイで入団会見「わくわくしています」

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名古屋に加入した佐藤寿人

 サンフレッチェ広島から名古屋グランパスに加入したFW佐藤寿人が、9日にトヨタスポーツセンター内クラブハウスにて入団会見を行った。クラブ公式サイトが伝えている。

 グレーのスーツに、知り合いからプレゼントされたという赤いネクタイで会見に出席した佐藤は、「自分がこの名古屋グランパスのユニフォームに袖を通すという実感はなかなか湧かなかったのですが、名古屋グランパスという素晴らしいクラブで今シーズンを闘うことにわくわくしています」と今の素直な気持ちを語った。

 佐藤は2000年に市原(現千葉)でプロキャリアをスタート。その後、C大阪、仙台を経て05年から広島でプレーし、エースとして12、13年のJ1連覇などに貢献した。また、仙台時代の04年から昨季まで12年連続でリーグ戦二桁ゴールを記録していたが、今季は出場機会が激減し、19試合で4得点にとどまっていた。J1通算では161ゴールを挙げ、歴代1位・川崎FのFW大久保嘉人に次ぐ2位にランクインしている。

 今後も広島でプレーを続けることを考えていたが、名古屋から「J2ですが、一緒に闘いましょう」、「選手として、まだまだやれるということをピッチで証明してほしい」という言葉を受け、移籍を決意した。まずは、1年でのJ1復帰が最初のミッションとなる。「グランパスにいる選手のほとんどがJ2を経験したことがないと思いますが、僕は3度、別々のクラブで違った立場で経験しています。その経験は少なからず還元できると思っています。まずやるべきことは勝利につながるゴール、J1昇格につながるゴールを選手として決めることだと思っています」と新しいシーズンに意気込む。

 最後にファン・サポーターに向けて、「いまは非常に苦しい状況で、ネガティブな情報にも心配されているかと思います。そのような苦しい時にどう動くかがで人間の本質が見えると思っていますし、ぜひグランパスを愛する多くのファン・サポーターの皆さまには、一緒に闘ってほしいと思っています」と呼びかけた。


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