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“正直ビックリした”移籍、浦和FWオナイウ阿道「ここで活躍して恩返ししたい」

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アウェーユニフォームを身にまとう浦和レッズFWオナイウ阿道

 自身にとって初の移籍。新天地として選んだのは地元・埼玉に本拠地を置く浦和レッズだった。FWオナイウ阿道は「高校まで、ずっと埼玉でやってきた。ここで活躍して、小さい頃からお世話になった方々に恩返ししたい」と決意を表した。

 14年に正智深谷高から千葉に加入したオナイウは初年度から出場機会をつかむだけでなく、J初ゴールも記録。2年目の15年は33試合、昨季は23試合に出場したものの、先発の座を奪い切れず、その多くが途中出場となった。本人も「去年は長い時間試合に出ていなかったし、苦しいシーズンだった」と振り返る。

 しかし、出場した試合で貴重なゴールを奪うなど、限られた時間で結果を残したことで、「ミシャ(ペトロヴィッチ監督)との話の中で話題に出ていたし、出場時間の割には点を取っていた」(山道守彦強化本部長)と評価され、「正直、ビックリしたけど、自分が成長していく上で移籍は絶対に必要だと思ったし、こういうチャンスはなかなかない」と浦和への移籍を決断した。

「大きなクラブに加入できてとてもうれしい気持ちと、新しいシーズンに向けて戦っていこうという気持ちが大きくなった」

 自身の持ち味は「献身的に動いて前線で体を張り、基準点となるプレーをすることとゴールを奪うところ」と胸を張って話す。目標とするゴール数は「毎年聞かれるけど、1点でも多くと言うことにしておきます」と謙虚に答えつつも、「一日でも早く活躍する姿を見せたい」と新天地での飛躍を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)

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