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浦和でもプレーしたフランクフルトOBが長谷部を絶賛「絵に描いたようなフットボーラー」

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フランクフルトOBから高い評価を受けるMF長谷部誠

 フランクフルトOBのウーベ・バイン氏は、古巣の今季のパフォーマンスを楽しんでいるようだ。現役時代浦和レッズでも活躍した同氏はドイツ紙『ビルト』で後輩にあたるフランクフルトMF長谷部誠を「チームの中心」と絶賛している。

 元ドイツ代表のバイン氏は、相手DFラインを切り裂く絶妙なスルーパスなどが今でもファンの間で語られるフランクフルトの英雄の1人。現在56歳の同氏は現役時代攻撃的MFとして、ケルンやハンブルガーSVなどでのプレーを経て1989年にフランクフルトに加入し、そこで171試合に出場して38ゴール62アシストという記録を残している。

 キャリアの晩年に元ドイツ代表のギド・ブッフバルト氏らとともに浦和でもプレーしたバイン氏だが、今季4位でウィンターブレイクに入ったフランクフルトのホームマッチのほとんどをスタジアムで観戦しているという。「試合を観ることをまた楽しく思うようになったね。ニコ(・コバチ監督)が来てから、選手たちのボディーランゲージもまるで入れ替わったようだ」と古巣が披露するサッカーをたたえている。

 そのなかでバイン氏はとりわけ気に入っている選手の名前を2人挙げている。1人はフィンランド代表GKのルーカス・フラデツキで、「マヌエル・ノイアーにもまったくひけをとらない」と正守護神の働きを高く評価。もう1人は長谷部だと明かし、日本代表の主将に次のように賛辞を送っている。

「私にとって彼は絵に描いたようなフットボーラーだよ。何をしなければいけないのか、誰をいつ、どうサポートしなければいけないのかしっかりと把握している。彼はチームの中心だ。だから、過去の2年間、彼が度々右SBに置かれたことに私は心が痛んだね」

 これまでのドイツでのキャリアにおいてサイドで起用されることが多かった長谷部だが、コバチ監督の下ではチーム事情から右サイドハーフに置かれた1試合を除けば、ボランチまたはリベロといった中央のポジションに固定されている。選手としてのプレースタイルこそ異なるものの、そのチーム内での役割にバイン氏も心を打たれている様子だ。


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