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齋藤学の名前はグレーに…“注釈付き”新体制発表の横浜FM、外国人選手の補強も示唆

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横浜市内で行われた新体制発表会に新加入選手9人が出席した

 “注釈付き”の新体制発表となった。横浜F・マリノスは15日、横浜市内で2017シーズンの新体制発表会を行い、サポーターを前に新加入選手9人が出席。同時に選手背番号も発表され、新シーズンに臨む27人の選手名がステージ上の大型ビジョンに表示された。新加入選手、背番号変更選手の名前が色分けされた一覧。その中で、今オフの去就が取り沙汰されているMF齋藤学の名前だけがグレーで表示されていた。

「まだ契約(更改)が終わっていない選手もいます」。利重孝夫チーム統括本部長はそう前置きし、慰留に努めていることをあらためて強調した。齋藤をめぐっては川崎Fや海外クラブが獲得に乗り出しているとされる。

 新体制発表会後に報道陣の取材に対応した利重氏は齋藤との契約交渉について、「海外移籍も含めた形で聞いている。我々としてはもちろん残ってほしいし、一緒にやろうと話しているが、本人の海外志向の強さも分かっている。辛抱強く待たせてもらっている」と説明した。

 磐田に移籍したMF中村俊輔が昨季まで付けていた10番、同じくGK榎本哲也(→浦和)の1番、FWカイケ(→サントス)の9番などが現時点で空き番号となっているが、利重氏は今後の外国籍選手の補強も示唆した。

 前日14日にカイケのサントス(ブラジル)への期限付き移籍が発表され、「カイケのレンタルが成立し、枠が正式に一つ空いた」と指摘。「外国人枠がチームを強くするなら、それは必要。(補強に関しては)どういう形がベストか常に考えているし、(移籍)ウィンドウが空いている限り、常に可能性はある」と話した。

(取材・文 西山紘平)

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