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「僕が輝ける場所」…FC東京DF太田、復帰を決断した“一番の理由”

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2年ぶりにFC東京に復帰したDF太田宏介

 2年ぶりに青赤のユニフォームを袖に通した。オランダのフィテッセからFC東京に復帰したDF太田宏介は「何か変な感じがしましたね」と古巣での新体制発表会見に苦笑しつつも、「4年間いたクラブでの会見になりましたが、また新たに気持ちが引き締まりました」と新たなスタートに表情を引き締めた。

 慣れ親しんだグラウンドでのトレーニング。始動日ということもあり、グラウンドには約2000人のファン・サポーターが詰めかけた。練習前に新加入選手からはあいさつがあり、太田も「久し振りです」とあいさつ。すると、「おかえりー」という大きな声が返ってきた。ファン・サポーターの温かい声を受けた太田は、「強い覚悟を持って戻ってきました。最後に皆が笑顔で終われるように、一つになって頑張りましょう」と呼びかけた。

 昨年12月はフィテッセに残留すべきか、FC東京に復帰するべきか、「幸せな悩みだったけど、選択肢がある中で悩んだ」ようだ。だが、FC東京からの「熱意を一番に感じた」し、「一番必要としてくれた」ことで復帰を決断。4年間で築き上げた仲間との関係性もあり、「僕が一番輝ける場所はここなのかなと思う」と話した。

 前線にはFW前田遼一ら既存戦力に加えて、FW大久保嘉人やFW永井謙佑らが加入。「前線にいるすべての選手が能力を持った選手。僕が良いボールさえ上げれば決めてくれる選手がそろっているので、本当に楽しみ」。自慢の左足のキックで攻撃陣を操縦するのを待ちわびているが、共通理解がないとゴールは生まれないと強調する。

「お互いの共通理解がないと、ゴールには結び付かない。開幕まで時間があるように見えるけど、自分の中ではないと感じているので、しっかりキャンプからやっていきたい」

 希望したという背番号6を再び背負い、チームに多くの得点機を生み出すであろうレフティーは、「この一年で東京を優勝させるのが最初のミッションだと思っている」と決意を表した。

(取材・文 折戸岳彦)

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