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古巣ファンに嫌悪されるS・ラモス「この状況は何をしても変わらない」

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セビージャ戦を振り返ったセルヒオ・ラモス

 15日のリーガ・エスパニョーラ第18節、レアル・マドリーは敵地サンチェス・ピスファンでのセビージャ戦を1-2で落とし、連続無敗記録は40でストップした。しかしDFセルヒオ・ラモスは、自チームのパフォーマンスが誇るべきものであったとの見解を示している。

 スペイン『マルカ』と『アス』がレアル・マドリー主将のコメントを伝えた。

「とても難しい試合になってしまったが、チームのパフォーマンスに胸を張らなくてはいけない。僕たちはこの一戦をほぼ支配していたのだから。確かに最後の10分間はうまく時間を使えなかったが、それでも長い間にわたって無敗を貫き、今も首位にいることを誇らなければね」

 先のコパ・デル・レイのセビージャ戦では、ピスファンの一部観衆に侮辱的なチャントを浴びせられ、それに挑発的な振る舞いで応戦したS・ラモス。今回の一戦では、ボールに触れる度に強烈なブーイングを浴びせられることになった。

「ピッチに立つときには、気を逸らすようなことをすべて払いのけようと試みている。自分のオウンゴールについてはプレーの成り行きだったし、個人的に最高の試合を演じられたと思う。ピスファンにおける最高の一試合と言ってもいい」

「現実を変えることはできないし、受け入れなければ。もちろん違う歓迎を望んでいるけど、状況を変えようと試みた人々がいても、結局はどうにもならなかった。自分自身の姿勢には満足しているし、自チームでは愛情は感じられる。この件について、もうコメントしたくはない。もし言葉の暴力があったなら、手段を講じてくれればいいだけのことだ」

 またGKケイラー・ナバスのポジショニングが疑問視されるセビージャの逆転弾については、次のように述べている。

「そのプレーはまだ見返していない。しかし誰かに責任を負わせる必要なんてないんだ。フットボールは全員で勝ち、全員で負けるものなんだからね」

 S・ラモスは一方で、ジダン監督がこの試合で採用した3-5-2システムの感触についても語った。

「僕たちにとっては、驚きでも何でもない。使い慣れているシステムとはかなり異なるが、それでも良い結果をもたらしてきたものだ。このシステムだとポゼッション率を上げることができる。もし勝利していたら、試合記事に記される内容は変わっていただろうしね」

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